はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

突然ですが

 

『あなたは、だれかと人間関係を築くことは

 

得意ですか?それとも苦手ですか?』

 

と聞かれたら

 

どのように答えるでしょうか。

 

 

 

 

HSP(Highly Sensitive Person) さん

 

その生まれ持った気質によって

 

良好な人間関係を築くのが

 

とても得意なはずです。

 

 

 

 

しかし、本人の自己評価としては

 

とても苦手だと思い込んでいる人が

 

少なくはありません。

 

 

 

 

このようなお話しをすると

 

HSPさん本人からは

 

『どこに、得意な要素があるのか…』

 

と考えこんでしまう人がいます。

 

 

 

 

そこで、今回はHSPさんが

 

人間関係を築くのが得意な理由と

 

それなのに苦手意識を持ってしまう理由について

 

お話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

そもそも、HSPさん自身が

 

自分の気質のいいところに

 

気がつけていない時も多いです。

 

 

 

そこで

 

まずはHSPさんがどれほど

 

良好な人間関係を作ることが得意かを

 

説明したいと思います。

 

 

 

 

HSPさんは、生まれ持った気質によって

 

とても高い共感性を持っているため

 

相手の話を否定することなく

 

そのまま受け入れて話を聞いてくれます。

 

 

 

 

つまり、これは自然と


傾聴の型ができているのです。

 

 

 

 

さらに、相手の表情の変化などを

 

しっかり読みとることもできるので

 

『今の話題を、これ以上に踏み込んだらダメだ…』

 

などについても

 

すぐに察知することができます。

 

 

 

 

そのため

 

HSPさんは会話をしていても

 

決して相手が不快になることは言いません。

 

 

 

 

もちろん、表情の変化だけではなく

 

相手の全体の雰囲気の変化などに気づくので

 

『髪、切りましたよね?』

 

『ネックレスつけるの珍しいですね』

 

などの話題にあげることができます。

 

 

 

 

これが、相手にとって

 

どれだけ心地がいいかは

 

言うまでもないでしょう。

 

 

 

 

さらには、HSPさんは

 

1つの話題を深く知ることが好きなので

 

自分が知らない話題であっても

 

『教えてください!知りたい!』のスタンスで

 

相手の趣味の話でも興味をもって

 

聞くことができます。

 

 

 

 

ここまでで、HSPさんが

 

最高の聞き上手であることは

 

もうお分かりだと思います。

 

 

 

 

さらには

 

HSPさんは、その場の雰囲気が堅苦しい時は

 

自分のちょっとした失敗話などを話題にして

 

軽い雰囲気に変えることも苦ではありません。

 

 

 

 

こんなにもHSPさんは

 

コミュニケーション能力が高く

 

すぐに良好な人間関係を

 

作れる力を持っています。

 

 

 

 

しかしながら

 

HSPさん本人は、なぜ


人間関係を築くことは苦手だ…

 

と、感じているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

そもそも、人間の脳は

 

良い記憶と悪い記憶であれば

 

悪い記憶の方が残りやすいです。

 

 

 

 

これは、人間の生存本能として

 

悪い記憶を残すことで

 

同じことが、目の前に現れた時に

 

回避できるようにする必要があるからです。

 

 

 

 

あなたもどちらかといえば

 

得意なことろよりも苦手なところの方が

 

パパっと思いつくのではないでしょうか。

 

 

 

 

もちろん、HSPさんも同様で

 

今まで良好な人間関係を

 

作ってきた経験がある一方で…

 

 

強烈に不健全な人間関係

 

巻き込まれたことがある人も多いのです。

 

 

 

 

そのネガティブな経験によって

 

人間関係を作ることに疲れたり

 

不安を抱えたりしてしまうのです。




この辺りを具体的に

 

お話ししたいと思います。




そもそも、HSPさんは

 

他人に公平な態度をとることを

強く意識してしまっています。

 

 

 

 

その理由として

 

HSPさんは人間関係に限らず

 

他人軸で過ごしていることが多く

 

周りから浮くことがないように

 

『普通』であることをかなり意識します。

 

 

 

 

ここでの『普通』というのは

 

世間の一般常識や

 

道徳・倫理的な考えのことです。

 

 

 

 

この考えがベースになれば

 

・だれかを差別してはいけない

 

・だれとでも仲良くしよう

 

のような考え方が強くなります。

 

 

 

 

たしかに、HSPさんは

 

さきほどお伝えした気質によって

 

とても ”優しくいい人” であり

 

良い人間関係を築くことができます。

 

 

 

 

ところが、その優しさがゆえに

 

依存的な人…

 

高圧的な人…

 

コントロールしようとする人…

 

などが、HSPさんには近寄ってきます。




HSPさんは高い直感力があるので

 

『あっ、この人はやばそう…』

 

とすぐに分かるので

 

その人から離れたい気持ちになります。




しかし、HSPさんは

 

先ほどの道徳的な観点から

 

誰に対しても公平な態度を

 

とらなければいけない感覚に


縛られてしまうので

 

そのような相手でも突き放すことが出来ません。

 

 

 

 

そうなると…


心の中では強い葛藤が起こり

 

精神的にもかなり疲弊するのです。

 

 

 

 

このような体験によって

 

HSPさんはもう人間関係なんて

 

コリゴリだと思うようになるのです。


 




では、今日のおさらいです。

 

 

 

 

HSPさんは

 

その生まれ持った気質によって

 

良好な人間関係を築く力を持っています。

 

 

 

 

しかし、HSPさん自身が

 

苦手意識をもっている人も

 

少なくはありません。

 

 

 

 

その理由としては

 

モノゴトを他人軸で判断することが多く

 

世間の常識や倫理観に縛られて

 

誰かを拒否したり、突き放すことができずに

 

面倒な人間関係を続けた経験があるからです。

 

 

 

 

これはかなりの精神的な疲弊があり

 

1人で過ごす時間を


好むようになっていくのです。

 


 

 

もちろん、これは、


HSPさんなりの生きやすくなる


工夫かつストレス回避術であり

 

まったく悪いことではありません。

 

 

 

 

ただ、自分のことを

 

人間関係が築くのが苦手な人間だとか

 

決して卑下することはなく

 

『私は、本当は人間関係を築くのは得意で

 

あくまで、能ある鷹なんだよね~♪』

 

と、堂々としていてくださいね ^^

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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