はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

突然ですが

 

命には限りがありますよね。

 

 

 

 

それは、あなただけではなく

 

あなたの周りにいる人も同じです。

 

 

 

 

それは、いずれあなたが

 

周りにいる人が亡くなるという


経験をすることを意味しています。

 

 

 

 

では、あなたの身近な人が亡くなった時

 

どのような感情になるでしょうか。

 

 

 

 

もちろん

 

落ち込んだり、悲しんだりの気持ちで

 

胸がいっぱいになるでしょう。

 

 

 

 

しかし

 

死別という体験は

 

究極にストレスフルな体験であり

 

一般的な悲しみや落ち込みでは

 

済まないことが少なくありません。

 

 

 

 

死別後には

 

そのようなネガティブな気持ちだけではなく

 

全く想像もしなかった心の変化が起きることもあります。

 

 

 

 

もしも、この事実を知っていないと

 


『人が亡くなっているのに

 

なんでこんな気持ちになるのか…』

 


と、さらに落ち込む材料にもなったりもします。

 

 

 

 

さらには、周りの人の心の変化にも

 

すぐに察知することができなくなります。

 

 

 

 

そこで今日は、身近な人が亡くなった時に

 

あなたに起こる意外な心の変化について

 

お話をしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

もちろん

 

大切な人が亡くなった時は

 

とても悲しい気持ちになります。

 

 

 

 

もはや『悲しい』なんて一言では表現できず

 

 

・体全体が石のように重たく固い悲しみ

 

 

・ずっと胸を締めつけられる悲しみ

 

 

のように、気持ちの問題だけではなく

 

体の全てに大きなダメージを負います。

 

 

 

 

ただ、死別の時には起こりうる


このような悲しいなどの気持ち以外にも

 

ぜひ知っておいて欲しい


2つの感情があるので説明しますね。 

 

 


 

まず1つ目としては

 

誰かが亡くなった時に

 

かなり怒りっぽくなる人がいます。

 

 

 

 

少し不思議な変化かと思う人もいるでしょうが

 

まずは結論からいうと

 

死別を経験した後から

 

怒りっぽくなったり、イライラするのは

 

あくまでも一般的な心の反応なのです。

 

 

 

 

決しておかしなことではありません。

 

 

 

 

これは死に向き合うことで

 

今までいた大切な人が奪われたショックに

 

やり場のない怒りを抱えることから始まります。

 

 

 

 

そして

 

このような時は精神的な余裕もないために

 

まるで人が変わったかのように

 

そのイライラを周りにぶつけることで

 

解消してしまうこともよくあります。

 

 

 

 

ちなみに、その怒りの矛先が

 

医療従事者に向けられることもあります。

 

 

 

『なぜ、助けられなかったのか!』

 

『手術の失敗ではないのか?!』

 

『もっと出来たことはあるのでは?!』

 

 

 

中には、本当に医療過誤を疑う人もいますが

 

実際には、どこかに怒りをぶつけないと

 

死を受け入れることができずに

 

自分の心を平穏に保つことができないから


このように表現してしまう人も多いです。

 

 

 

 

これを知っている医療従事者は

 

このような怒りの質問に対して

 

常に論理的に説明するだけではなく

 

そっと気持ちによりそうことの重要性を知っています。

 

 

 

他にも

 

『なんで、先に逝っちゃうの!!』

 

とワンワンと泣きながら

 

その怒りを死別した本人に対して

 

ぶつけてしまう人もいます。

 

 

 

 

そして

 

怒りを自分自身にぶつける人

 

決して、少なくはありません。

 

 

 

 

・もっと出来ることがあったはずだ…

 

 

・なんでもっと早く気づけなかった…

 

 

・あの時、もっと話を聴いていたら…

 

 

・ヒントはいっぱいあったのに…

 

 

 

 

必要以上に自分を責め続けて

 

長いあいだ、罪悪感に苦しみ

 

自分の無力感に打ちひしがれてしまうのです。

 

 

 

 

そして、誰かが亡くなった時


2つ目の心の変化として

 

急に元気いっぱいになる人がいることです。

 

 

 

 

もし、これを知らないと

 

周りにいる人からすれば

 

本人の心の状態を全く理解できないでしょう。

 

 

 

 

死別というのは

 

現実を受け入れることができないほど

 

ストレスフルな出来事です。

 

 

 

 

そのとてつもないショックを

 

直接的に、感じて向き合ってしまうと

 

体も心も耐えられないと脳が判断すると

 

防衛反応がはたらきます。

 

 

 

 

その防衛反応の1つとして

 

そのショックを表面化しないように

 

無理やり心の中でギューっと抑えこむために

 

やたらハイテンションになったり

 

とても活動的になる人がいるのです。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

身近な人が亡くなった時には

 

意外な心の変化をする時があります。

 

 

 

 

もちろん

 

死別の時は悲しいなどの気持ちは

 

誰にでも起こりえる反応です。

 

 

 

 

ただ、悲しいという気持ちだけではなく

 

怒りっぽさが出ることもよくあります。

 

 

 

 

誰かに怒りをぶつけないと

 

死別という出来事を

 

直視できない精神状態なのです。

 

 

 

 

さらには

 

死別という極限のストレスを感じないように

 

無理やり抑え込む防衛反応によって

 

急にハイテンションになることも

 

ぜひ覚えておいてください。

 

 

 

 

もし、死別を体験した時には

 

これらの心の変化が起こることを

 

事前に知っていれば

 

自分の心の中で起こっている変化に

 

納得して受け入れることもできます。

 

 

 

 

さらに

 

周りの人がこのような反応を起こしていても

 

そこまで驚くこともなく冷静に対応できて

 

早い段階で精神的なケアとして

 

精神科の受診やカウンセリングにつなげて

 

当事者を守ることも出来るのです ^^

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 
 
See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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