はい、どーも!井上です!

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

最近はテレビなどのメディアでも

 

パニック障害という疾患を

 

耳にする機会が増えてきましたね。

 

 

 

 

パニック障害では様々な

 

症状が体に現れますが

 

過呼吸もその1つです。

 

 

 

 

この過呼吸という言葉も

 

よく知られていると思いますが

 

勘違いされていることも多いですね。

 

 

 

 

まず過呼吸を人生で1回でも

 

起こしたことがあるからといって

 

パニック障害という病名が

 

つくわけではありません。

 

 

 

 

人生のなかで

 

過呼吸の発作が出ることは

 

健常な人でも数回はあります。

 

 

 

 

さらに、よくある勘違いで

 

過呼吸は息苦しいそうに見えるので

 

窒息のように、体のなかの酸素が

 

かなり少なくなっていると思われがちです。

 

 

 

 

実際に

 

過呼吸で苦しむ本人も窒息のように

 

『息が吸えずに、このまま死んでしまうのでは…』

 

という恐怖に襲われます。

 

 

 

 

詳しいメカニズムは省きますが

 

それは勘違いであり…

 

過呼吸というのは

 

酸素の取り込みすぎなのです。

 

 

 

 

簡単にいえば


息の吸い過ぎなのです。

 

 

 

 

なので、もしあなたの周りで

 

まさに過呼吸の発作で苦しんでいる人に

 

落ち着かせるために『深呼吸して~』

 

と言うのは、逆効果なのです。

 

 

 

 

このように、過呼吸は

 

周りも慌てふためく状態であり

 

本人もかなりしんどい症状なので

 

当然ながら


出来るだけ起こらないほうがいいのです。

 

 

 

 

そこで、今回は

 

過呼吸の発作が起きそうなときに

 

どのように対処すれば

 

発作をおさえることができるのかについて

 

お話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

まず一般的に

 

人間が1分間に何回くらい

 

呼吸を行っているかご存知でしょうか。

 

 

 

 

だいたい10~12回くらいです。

 

 

 

 

この数字はまた後で出てくるので

 

覚えておいてくださいね。

 

 

 

 

ちなみに

 

過呼吸を頻回に起こしている人は

 

急に過呼吸が始まるよりは

 

『あ…、過呼吸がおこりそう…』

 

といった不快感を感じとることができます。

 

 

 

 

この、まだ発作が

 

本格的に起きてない不快感の段階から

 

全力で抑えにかかるのが大事です。

 

 

 

 

では

 

過呼吸を抑える3ステップを

 

お話したいと思います。

 

 

 


1ステップ:緊張をとく
 

 

 

過呼吸が起こりそうになったら

 

今やってる事は全てストップして

 

座れるなら座ってください。

 

 

 


もし、座る場所がないならば

 

壁などにもたれかかるようにして

 

まずは体の緊張をとくところから

 

はじめます。



そして、体の緊張をとりつつも

精神的な緊張をやわらげるために

 

『大丈夫、大丈夫。落ち着こう、落ち着こう』


と、自分に言い聞かすようにして

 

出来る限りリラックスして

 

次のステップに進んでください。





2ステップ:10秒間 息を止める

 

 

 

そのまま、10秒間息を止めてください。

 

 

 

 

簡単そうに、聞こえるかもしれませんが

 

過呼吸の当事者は

 

窒息しそうな感覚で苦しくなっているので

その時に息を止めるのが


かなり勇気のいる行為です。

 

 

 

 

ただ、先ほどもお話したように

 

過呼吸は息の吸い過ぎで

 

酸素が体にあり過ぎるから


続いてしまいます。





なので

 

一旦、酸素が体に入ってくることを

 

強制的にストップするために

 

呼吸を止めるプロセスが必要なのです。




3ステップ:3秒吸って3秒吐くを1分間



ステップ2で10秒間息を止めた後は

 

息を3秒吸って、3秒で吐くことを

 

1分間続けてください。

 

 

 

 

過呼吸というのは

 

漢字の通り…呼吸回数が多いのです。

 

 

 

 

なので、一般的な呼吸回数に

 

無理やりでも合わせていくことが

 

大切になります。

 

 

 

 

そこで

 

3秒吸って、3秒で吐くというリズムなら

 

1呼吸で、6秒が消費されるので

 

1分間に10回の呼吸回数になります。

 

 

 

 

この呼吸回数が

 

正常な回数であることは

 

最初にお伝えしましたよね。

 

 

 

 

そして、1分間が経過したら

 

次はステップ2に戻って

 

再び10秒間 呼吸を止めて下さい。



 

そして、それが終われば

 

またステップ3に進んで

 

息を3秒吸って、3秒で吐くというリズムで

 

1分間の呼吸をしてください。

 

 

 

 

この2ステップと3ステップを

 

過呼吸が出てきそうな

 

不快感がおさまるまで

 

何度も何度も繰り返していきましょう。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。




今日は、過呼吸が起こりそうな時に

 

どのように対応すればいかについて

 

お話させていただきました。

 

 

 

 

まずは、過呼吸によって

 

死んでしまうことはないので

 

安心してください。

 

 

 

 

とはいっても

 

かなり苦しい症状なので

 

当然ながら

 

できるだけ抑えていきたいですよね。

 

 

 

 

そこで、まずは最初に

 

過呼吸が起きそうだなという

 

違和感を感じた時から対処が必要です。

 

 

 

 

その時、今回説明した

 

3つのステップを行ってください。

 

 

 

 

もちろん、過呼吸発作が起きた時に

 

いきなりこのステップを

 

上手に出来る訳がありません。

 

 

 

 

だからこそ、普段から

 

特にステップ2とステップ3の練習

 

しておいてください。

 

 

 

そして、もしあなたの周りで

 

過呼吸発作で苦しんでいる人がいれば

 

『深呼吸して!』と声かけするのではなく…

 

 

3つのステップを意識した声掛けをして

 

呼吸のリズムを誘導してあげて下さい ^^

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 
 
See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

=(大切なお知らせ… (*´ω`*) )=

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