はい、どーも!井上です!
関西を中心に精神科医かつ産業医しています!
ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
すいませんが、最初から、
少しお断りをいれさせてもらいます。
今回のタイトルは、上司と部下の関係にしていますが、
今日は友達同士でも成り立つお話です。
最近は、うつ病の理解も少しは進んだ印象で、
減ってはいますが、まだまだ誤解している人もいます。
やっぱり、誤解する人は、自分の精神疾患が無縁な人ですね。
先日、少し相談をうけました。
「休職中の部下と会ってきたが、笑顔も出てすごく元気そうだった。
でも、まだ休職が必要って診断書が出ている。
これって、新型うつ病ですかね?
と言っても、ずっと家にいるみたいですけど…」
また、この上司の名誉のためにいっておきますが、
すごく真面目な人でで、文章だけだと、かなりふざけた印象ですが、
真剣に考えてくれている人です。
ただ、病気の知識などが足りなくて、完全に勘違いしてしまっています。
今日は、こんな風に
意外と勘違いされるうつ病のお話をしたいと思います。
そもそもなのですが、
休職中の本人と会うのはやめた方がいいです。
職場復帰間近なら、分かりますが
そうでないなら、そっとしておくのが一番の治療です。
まぁ、今回はそこは置いときますね。
うつ病の大きな誤解の公式に、
「うつ病=元気のなさそうに見える」
ってのが、あります。
結論から言うと、
うつ病自体が波のある疾患であるし、
治療の段階もあるので、常には、その公式は成り立ちません。
つまり、世の中には、
パッと見は元気に見えるうつ病患者さんがいるってことです。
すごく当たり前かもしれないけど、
意外と、ここに関しての誤解が多いのです。
そもそも、うつ病の患者さんは根が真面目な人も多いので、
上司と会ったら、失礼のないようにニコニコと頑張っちゃう人もたくさんいます。
また、うつ病には、憂うつな気分以外にも、
頭がうまく回らなかったり、
しっかり寝れなかったり、
好きなものへの興味がなくなったり
色々な症状があります。
なので、パッと見は元気そうに見えても、
まだ仕事が出来る段階でない時は多々あります。
うつ病と聞くと、元気がない姿のイメージがありますが、
全てがそんな訳ではありません。
仮面うつ病というように、
精神的な症状はほぼ前面には現れずに、
だるさや頭痛、食欲が出ないなどの身体症状が前面に出ることもあります。
そもそも、外見だけで判断できてしまうならば、
全てロボットにでも判断させたらよくなっちゃいます。
しかも、「うつ病=元気のなさそうに見える」のような勘違いが蔓延してしまうと
闘病しながら頑張っている患者さん自体を、大いに苦しめてしまいます。
病気と関係ないところで、患者さんが苦しむ世の中って
すごい悲しいじゃないですか。
最初は誰だって
病気に関する知識もありませんし
分からないことだらけです。
今、偉そうにしている私だってそうでしたからね。
だから、餅は餅屋ってことで、
体調のことは、勝手に推測するのではなく
産業医や主治医などのちょっとでも知ってそうな人に聞いて、
正しい理解が広まることを願っています。
では、今日はこのへんで!
See You Next Time Bye-Bye!!
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