はい、どーも!井上です!
関西を中心に精神科医かつ産業医しています!
ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
発達障害の人で、仕事の優先順位がつけられなくて困っている人がいます。
その理由として、
特性の1つで締め切りなどを想定して、スケジュールが立てるのが苦手だからです。
そのため、どの仕事を優先的に行うべきかが判断できないのです。
そもそも、仕事自体には『重要度:Aです』などの記載されている訳ではありません。
もちろん、毎回のように、上司から重要度を示してもらう訳にもいきません。
そのため、ある程度は自分で判断して、優先順位をつける必要があります。
今日はそんな方に対して、仕事の優先順位をつけるコツをお話していきます。
まず仕事の優先順位をつける時は、次の大きな2つ軸で考えます。
(A)緊急性
(B)重要性
この2つの掛け算で4つのBOXを作り、今の仕事がどのBOXに入るを考えましょう。
具体的には、次のようなBOXになります。
BOX1 緊急性・高 × 重要性・高
BOX2 緊急性・低 × 重要性・高
BOX3 緊急性・高 × 重要性・低
BOX4 緊急性・低 × 重要性・低
もちろん、BOX1にある仕事から、とりかかることになります。
そして、BOX4にある仕事は、一番最後になります。
BOX2とBOX3の扱いが難しいところになりますが…
例えば、BOX2などは重要性高くても、緊急性は低い仕事なので、
実はあまり焦る必要はありません。
一日、1時間くらいはBOX2の仕事を行うように自分で設定しましょう。
もちろん、BOX1の仕事に追われてしまって、
一日1時間の予定が、1日30分になってもそれは仕方ありません。
BOX2は、緊急性がないからこそ、このゆうな扱いが出来るのです。
そして、BOX3に関しては、結構厄介な扱いになります。
重要ではないものの、緊急性が高い仕事なので、電話対応などもその1つですね。
つまり、突発的なイメージな仕事の一部ですね。
発達障害の方にとって、このような突発的な仕事は苦手な人も多いので、
思い切ってBOX3の仕事は、他人に任せるのはありですね。
では次に、どのように緊急度と重要度を決定していくかを説明していきます。
緊急度と重要度を決定する軸をしっかり持ってないと、正しいBOXに入れることができません。
これはある程度は練習が必要だと思いますので、
最初のうちは、上司と一緒に確認しながら進めることをお勧めします。
まずは、緊急度を決める判断ポイントは3つに分けられます。
これは締め切りまでの時間で考えれば、意外と楽に分けられます。
(1)いつでもいい仕事
(2)期日が決まっている仕事(期日順)
(3)今やるべき仕事
もちろん、数字が大きくなるにつれて、緊急度が高くなります。
特に(3)の今やるべき仕事とは、電話に出たり、来客に対応したりの仕事になります。
さらに緊急の仕事案件も、(3)に入るでしょう。
次は、重要度を決める判断ポイントは5つに分けられます。
(1)自分のための勉強など
(2)自分のメインでない仕事。(他人の手伝いなど)
(3)自分がメインにしている仕事
(4)お客さんとの約束 & 上司から指示された仕事
(5)会社存続に影響でる仕事& お客さんの人生に直結する仕事
もちろん、数字が大きくなるにつれて、重要度が高くなります。
全てがこれで、分けられる訳ではありません。
しかし、何もない状態で、なんとなくで緊急度や重要度を分けるよりも精度が高くなります。
その結果、より正しいBOXに仕事を振り分けることが出来るようになります。
では、今日のおさらいです。
発達障害の人は、仕事の優先度を決めるのが苦手です。
なので、緊急性と重要性の2本の軸を中心にして、仕事の優先度を決めていきましょう。
4つのBOXに振り分けで、BOXごとに仕事をこなしていけばいいのです。
もちろん、最初から全てが上手くいく訳ではありません。
ただし、何も軸がない中で進めていくのは、
やみくも過ぎて、決してまとまった良い結果が出る可能性はもっと低いでしょう。
一瞬で全てが解決するような、魔法の方法は世の中にはありません。
一歩一歩、地道に活動して、周囲の協力も得ながら、
少しでも自分自身で出来る範囲が増えるようにしていきましょう。
では、今日はこのへんで!
See You Next Time Bye-Bye!!
(精神医学や産業医学などの内容を楽しくツイートしています。)
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