はい、どーも!井上です!
関西を中心に精神科医かつ産業医しています!
ラフな人生をめざしていきましょう(^^)
今日は、最近になってよく話題になるHSPってご存知でしょうか?
「HSP?なんじゃそりゃ?」って人もいると思うので、簡単に説明しておきましょう。
HSPとは、Highly Sensitive Personの略です。
と言われても、難しいですね…。
日本語に訳すと、「とても敏感な人」って意味です。
何事にも人並み以上に敏感に反応してしまうのが、HSPの人の特徴です。
身体が反応するだけでなく、心も敏感に反応してしまう特徴です。
今日は、このHSPについて知って欲しいため、説明していきたいと思います。
HSPは「とても敏感な人」って意味ですが、一体どのあたりが敏感なのでしょうか。
では、具体的にみていきましょう。
・子供向けのアニメであっても、ケンカのシーンにとても恐怖を感じる
・後ろから肩を叩かれたら、いつもビクッと反応してしまう
・自分の言動で友達が不機嫌にならないか、異常に気になる
・友達が目を見て挨拶してくれなかっただけで、「嫌われたかも…」と強い不安がよぎる
・大勢でいても常に気を使って上手く馴染めず、一人の方がホッとする。
このような方はあなたの周囲にもいませんか?
傍から見たら、「気にし過ぎだよ~」と言いたくなるのが、HSPの人の特徴ですね。
実はHSPは、決してマレな特徴ではありません。
男女差に関係なく、20%の割合でいると言われています!
5人に1人の割合なので、かなり多いですよね。
このHSPですが、最近になって、テレビなどでも取り上げられたりしています。
書籍などでもみかけますし、急に話題になってきた印象です。
しかし、もともとはアメリカの心理学者によって1996年に提唱されているのです。
なので、23年も前に提唱された考え方です!
最近になって、やっと日本でも受け入れられてきたって感じです。
ただ、1つ注意して欲しいことがあります。
HSPをテレビや書籍で取り上げてもらえるのは、素晴らしいことですね。
たくさんの人に知ってもらえる可能性があるからです。
しかし!!
その報道には、かなり大事なことが抜けていたりします。
それは、HSPは疾患・病気ではないということです。
あくまでも、気質です。
簡単に言えば、生まれ持ったその人の心の性質なのです。
確かに、敏感であるからこそ、すぐに泣いたり、引っ込み思案だったりする場面があります。
このような場面が続くと、本人も生きるのが辛いと思うときがあるでしょう。
その結果、「自分は努力が足りない」とか「気持ちの問題なのに…」と自分を責める人がいます。
しかし、自分自身を責める必要は全くありません。
さらに、他人が、その気質に対して
「なんでそんなに打たれ弱いのだ!」・「もっと我慢しろ!」などと、叱責してしまうことがあります。
この記事を読んで頂いたら、生まれつきの気質を非難することは、絶対にダメな事だと分かってもらえると信じています。
多くの人がHSPについて正しく知って頂けたら、嬉しいです。
では、今日はこのへんで!
See You Next Time Bye-Bye!!
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