京に広がる時代絵巻
平安神宮の大祭時代祭です。
京都三大祭りの一つであるものの
葵祭や祇園祭に比べると歴史は浅い。
行列は8つの時代
20の列でそれぞれに時代を再現
雅な世界が広がり
THE・京都って感じのお祭りですね
さて、この時代背景に隠されたお話し
なぜ私の住む町
時代祭りに「山科隊」がなぜいない
「維新勤王隊」として活躍した
丹波山国村の郷士「山国隊」は
毎年の時代祭の先頭に「錦の御旗」を掲げ
堂々と行進しているのに……
古くから京都山科には
御所の警護を任された「山科郷士」と
呼ばれる人たちがいました。
その山科郷士は時代祭には登場しません。
幕末には「山科郷士隊」を結成し
新政府軍に加わり、戊辰戦争などで大活躍
天皇国家の為に活躍してきたのにも関わらず
長年続いた朝廷と山科郷士の間柄を断絶
新政府から何故か冷遇されます
明治政府から
山科隊解散以外に
山科の郷士・農民には何一つとして
与えられず…
山科隊と山科郷は明治政府によって
見捨てられたのであります。
時代祭りに山科隊が登場しないのも
こんな、歴史的背景があったりするから…
その後の山科隊
私財投げうって新天地へなど
悲運の末その後、没落する方あとたたず
もはやその子孫はわずかながら
偶然にも我が家の裏の大きなお屋敷の方と
数年前にわかった
そんな歴史背景なんてほんの一部にしか
すぎないだろうが
雅な行列の向こうには
また違った想いで見つめている人もいるのだろうと感じるわたし
京都の三大祭
必ず一雨やってくる
そんな背景に哀れんで
ポツリポツリと
降ってくるのかな……
〜らんたん〜