卒寿を超えた母には

知り合いの誰かに変わり事があると

動物的勘❓で、それを事前に察知する能力がある。

 

今年の2月末と、3月初めに、

夢か現か分からない母の不思議な体験について

このブログで書いた。

 

その夢に現れた人物のことを

「誰だろうね・・・分からない」と言って

暫くは話題にしなかった母だったが、

今日、電話したら、

いきなり、その時の不思議な夢の話をし出した。

 

その夢ではっきりと見た若い女の子が

誰だか分かったと言う。

 

それは、先週亡くなった叔母(母の義妹)の

曾孫だったとのこと。

 

叔母の葬儀が無事に済んだことを報告に来た

曾孫の顔を見て、母はハッとしたらしい。

 

母はその子が赤ん坊の時にしか会ったことがなく

成長した今の顔はまったく知らない。

 

だけど、その子を見た瞬間、

まさしくあの夢の子だと分かって

自分でもびっくりしたとか。

 

となると、その前に見た夢で

ずっと顔を伏せたまま、

いくら母が顔を見ようとしても

見せなかった女性は、

おそらく死期が近づいていた叔母だったのだろう

と、母は言う。

 

叔母の病は進行はしていたが、

それほど悪いる状態になっているとは

家族ですら気づいていなかった。

 

だから母も、その夢の女性が叔母だとは

ピンときていなかったのだ。

 

だが、今にして思えば、

「誰にも悟られないよう我慢していたのかね・・・。

自分がもう私の所に来られないから、

代わりに、自慢の曾孫をお礼によこしたのかも・・・」

と、母はしみじみ語った。

 

は~滝汗

母の中では完全にストーリーが

出来上がっている。

 

いよいよ母は

妄想の中で生きる人になってしまったか。

これは医者へ・・・病院

 

と、普通なら心配するところなのだろうが、

こんな予知夢(こじつけと言うなかれ)笑い泣き

いつものことなので、

「なるほどね~。そういう訳か」と、

妙に納得してまうのである。

 

やっぱり、変かなニヤリ

 

でも、たまにマジでぞっとすることがあるから

母の不思議話はちょっと侮れない真顔