いつもは庭の隅にひっそりと佇んでいるのだが

季節の変わり目とともに

突然自己主張を始める木がある。

 

春は沈丁花、夏は梔子、秋は金木犀だ。

これらは日本三大香木と言うらしい。

 

今、庭の金木犀が、オレンジ色の花を

びっしりと咲かせ、むせ返るほど香っている。

 

季節は確実に移り変わっている。

自然の営みは豊かだ。

 

だのに、人間は・・・。