それが一時のリラックスタイムだろうから、私はぜひ上手に使ってほしいと、にこやかに送り出しているつもりだ。
今日、お風呂を先に出た彼は、ふらっと玄関を出て行った。
ああ、またコンビニかな?と思い、髪を乾かす私。
けれども一通り自分の身の回りが済んでも一向に彼は帰ってこない。
立ち読みにしたら長いな…。
テーブルにはタバコの箱と携帯。
タバコ吸いに行ったんじゃないんだ。
ほんのちょっとのつもりで出かけたには遅すぎる…。
事故にあった?
道端で誰かと喧嘩したりとか?
そういえばさっき救急車のサイレンが聞こえたけど…。
不安は募るばかり。
もう待てません!探しに行こう!と決意したその時、
電話が鳴った。
公衆電話からの着信。
彼の声だ。
驚いたことに、コンビニまで行ったところ、ちょうど心肺停止の人がいて、救急車で病院まで付き添ったという。
確かに、さっき救急車の音、聞こえてた…。
幸いその人は呼吸も戻り、心拍も再開したそう。
よかった

彼の勇気に敬服します。
へんな心配してごめんなさい。
彼はしきりと携帯を持って出かけなかったことを反省してた。
私に連絡できず、心配させたことを悪いと思ったんだろう。
とにかく、明日の彼の実家への帰省では、悪い話をしなくてよさそうだ。
1ヶ月前までは、この時に離婚話にケリをつけようと思っていたのに…!