遠足みたいに暮らしたい。#2 「知らないこと」のはなし。
「よのなかには、知らないことが、いっぱいある。」
あらためて、そう気づいたのは、きっと大人になってから。
子どもの頃には、
「大人には知らないことなんてないんだ。」と信じきって、
なんでも聞いていたけれど、本当は大人になって知ることや学ぶことの方が多いくらいです。
僕は。
最近、「大人の社会見学」などと銘打って、工場や会社の見学や体験をする企画をよく見るようになりました。
これも知らないことの裏返し。かも。
いろんなことを「知りたい」という人が多いからかもしれません。
インターネットのおかげで情報は広大に、それも日々どんどんと増えて蓄積されていっています。
「検索」すれば大人に聞かなくても、ほとんどなんでも教えてくれる。
もしかしたら、それは「知らないこと」が、それだけたくさんあるということを示してくれているのかもしれません。
じぶんがその立場に、当事者にならないとわからないことが、たくさんあります。
そして、実は当事者なのに知らないことも、たくさんあります。
東京で出会った人に地元のことを聞かれて答えられないとか、外国に行って日本のことを聞かれて答えられないとか。
日々暮らす地域を知るというのは、大きな目線から見ると、じぶんを知ることなのかもしれません。
日本のじぶん、
岡山のじぶん。
鳥取のじぶん。
好きなところもあれば、嫌いなところもある。
自慢したいところもあれば、直さなくてはいけないところもある。
どこかと比較をすることで、いろんなことが見えてきます。
そこで、岡山で地域の課題をもっと知るためのウェブサイトを立ち上げました。
名前は「おかやまシェア・ウェブ」。
誰かの困りごとも、
誰かの行動も、
シェアをする。そんな場所としてのウェブサイト。
なぜなら、誰かのことは、地域のことで、きっと、じぶんにつながることだから。
岡山に住んでいる以外の人にも、みていただきたいサイトです。
[おかやまシェア・ウェブ]