かさじぞう | mamaのブログ

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(o^^o)今年もあと少し
mamaのmamaが語ってくれていた かさじぞうのお話を手短に書いてみた。よかったたら見てくらさいでし。

かさじぞう

あるところに 働き者の心優しい
じさまとばさまが
とても貧しい暮らしをしていた。

お正月がくるというのに
じさまとばさまは餅ひとつ用意できそうになかった。
そこでじさまは残っていたワラで笠をこさえて町に売りに行くことにした。

大晦日は朝からしんしんとゆきが降っていた。
「ばさま、行ってくるでのう」
「はい、どうぞ気をつけてなぁ」
ばさまは優しく笑った。


じさまが ゆきの中を歩いて行くと
村の外れには いつも手を合わせている6つのじぞうさまがおいでで
じさまは
「どうか笠が売れますように」
と祈った。


「笠はいらんかえー」

しかし笠はとうとうひとつも売れなんだ。

「ばさまが悲しむのう、、、」
肩を落としてトボトボと
じぞうさまのところまで帰ってきたじさまは、寒さで身が凍えそうだったが

じぞうさまはというと
ゆきをかぶってじっと立っておられた。

「おお、じぞうさまもどんなにお寒いことじゃろう。そうじゃ」
じさまは、じぞうさまのゆきを払い
持っていた笠をじぞうさまの頭に次々にかぶせていった。
「1、2、3、4、5、あれ ひとつ足りん」
じさまは自分のかぶっていた手ぬぐいを6つ目のじぞうさまにかぶせた。
「どうかこれで勘弁してくだせいませ」
と手を合わせ ばさまの待つ家に帰っていった。
じさまは笠が売れなかったこと、その笠を全部じぞうさまにかぶせてきたことを
ばさまに話した。

「それは良いことをされましたなぁ」
ばさまはニコニコ笑ってじさまと一緒に喜んだ。

そして
2人がお腹をすかせて眠った夜中のこと

どっしん、どっさ〜ん

家の戸ぐちで大きな音がした。

「ななんの音じゃ」
飛びおきたじさまは、ばさまをかばいながらこわごわ外をのぞいてみた。

すると
そこには
米俵や魚にみそ、やさいなどが積まれており
その先にはなんと
じぞうさまの帰っていく姿が見えた。いちばん後ろのじぞうさまは手ぬぐいをかぶっておいでであった。

じさまとばさまは涙を流し
いくどもお礼を言いながら手を合わせてじぞうさまに感謝したそうな。

サンタクロースがくるように🎶
良い年が届きますように
寄りそってもらうと
あったかくて嬉しいんだよ
今年も本当にありがとう
年末年始はなかなかお伺いできないかもしれませんm(_ _)m