13路盤から19路盤へ行くための勉強方法 | アオタケ囲碁通信

13路盤から19路盤へ行くための勉強方法

先日、ブログのコメント欄から、

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今13路盤で打っていて、
19路へ少しずつ移りたいので、
参考になる練習方法や本などありましたら、
ご紹介くだされば幸甚です。
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というメッセージを頂きました。





確かに、13路盤に関する勉強法は
このブログにほとんど載せていませんね。
今日は、この質問の回答を行いたいと思います。




■13路盤から19路盤へ行く為の勉強法

囲碁の勉強は、大きく分けると3種類です。

1.対局をする
2.本を読む
3.棋譜を並べる


そして、13路盤でもこの傾向は変わりません。


しかし、入門や9路盤、13路盤の勉強では、
19路盤に比べて2と3の教材が圧倒的に少なく、
ほとんどの人は対局をひたすら繰り返して勉強します。


加えて、碁会所や囲碁サロンでは
「13路盤で勉強をしている」という20~23級前後の人は
少ないことが多く、同じ棋力の人を相手にするよりも、
誰かに教えてもらうケースが多くなります。


これが13路盤を勉強する上での特徴と傾向です。





では、何をどのように勉強すれば
効率良く上達をすることができるのか?を説明します。





1.対局をする

対局をする時は、インターネットの
囲碁対局サイトを使いましょう。


お勧めサイトは囲碁きっずです。
http://www.igo-kids.com
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このサイトにいるのは
多くの方が19路で打てるレベルの人ですが、
9路盤や13路盤で対局場を作ると、いつも
数分もすれば相手の方が必ず来てくれます。


ここ以外にも13路盤で対局できるサイトは
無料・有料含め色々ありますが、
僕が知る限り、13路盤でも打てる場所では
ここが一番一緒に打ってくれる方が多く、
対局の数を積めます。お金も一切かかりません。





また、CPUと対局する場合は
オンライン対局サイトのCOSUMIがお勧めです。
http://www.cosumi.net/play.html
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9路盤のCOSUMIは非常に強いですが、
13路盤になると多少弱くなります。
(それでも、13路で練習している人にとっては
相当強いプログラムなので、練習相手には
申し分ありません)


コンピューターとばかり打っているのは
つまらないかもしれませんが、
19路に進むと、勉強の幅も対局の幅も
一気に広がっていくので、もう少しの辛抱です。





2.本を読む

13路盤向けの本も、
9路盤同様、非常に少ないです。
ほぼ無いと思って良いくらいです。


あくまでも13路盤を通過点と考えているならば、
当ブログでお勧めしている入門書の中にある記述だけでも
十分ではあるのですが、この本は13路盤を勉強するためには、
13路のページ数を割いていないため、不十分であると言えます。





唯一、現状で参考になる本を挙げるとすると、これです。



これは吉原由香里先生、王唯任先生、万波先生の
アミーゴ講師経験者の皆さんが監修した、
13路盤専用の勉強本です。


僕は家の近所の書店で一通り読ませてもらいましたが、
布石からヨセまでの、19路盤に進んだ後に必要な知識を
13路盤の事例を使いながら学ぶことができます。


あと、更にワンランク上を狙う力をつけたい方は、
基本である死活や手筋を学ぶために、万波先生監修の
「世界一やさしい手筋と詰碁」をお勧めします。



以上の本を全て持っていれば、19路盤に進むために
他の本や教材を買う必要はありません。まずはこれらの本を
一つ一つ、集中して取り組んでください。





3.棋譜を並べる

13路盤の棋譜も、9路盤と同じく、
世の中にほとんど残されていません。


参考迄に、2010年に六本木ヒルズで行われた
妙花という、プロ棋士同士の13路盤対局の
棋譜が残されているブログを紹介します。

http://heiho-go.seesaa.net/article/165791077.html

http://heiho-go.seesaa.net/article/165799416.html

http://heiho-go.seesaa.net/article/165816259.html


ちなみに、棋譜並べとは、既に打たれた碁の着手を
図表に表した「棋譜」を頼りに、対局を自分で
再現する勉強方法です。


これを日々続けることにより、着手の意味が分からなくても、
段々と意味が分かって来たり、石の筋や形が少しずつ
良くなっていきます。




以上の3つの勉強を続けていれば、個人差はあるものの
必ず19路盤に進める強さに成長することができます。


19路盤に移っても、教材の扱う内容の幅が増えるだけで、
基本的な勉強の形式は変わりません。今のうちから、
13路盤でその基礎を固めていきましょう。



追伸:

何か分からないことや聞きたいことがある場合は、
今回の記事の冒頭のように、気軽にコメントや
アメブロのメッセージ機能を使って
気軽に連絡してもらって大丈夫です。


特に質問や用件が無くても、コメント自体は
送ってもらえるとすごく嬉しいです。


それでは、今後ともよろしくお願いします。