長野県南西部に位置する木曽郡上松町。
上松町を含めた木曽地域は2016年に『日本遺産』に認定されており、豊かな森林資源に囲まれたこの町には、山の自然いっぱいの秘境スポットが多数存在する。
今回から3回に分けて、2020年10月30日の秋の紅葉シーズンに巡った3つの秘境スポットについての記録を取り上げます。
かけはし
第1回目の今回まず触れるのが、木曽川にかかる真っ赤に染まった『かけはし』である。
こ れ だ!
ちょうど紅葉シーズン真っ只中、真っ赤な紅葉と同化し、阿寺渓谷のエメラルドグリーンの河川にも劣らぬ木曽川の清らかな水と相まって、一言で言えば
ふつくしい。
実はこの橋のすぐ横には、長野県の史跡、日本百名橋の番外の1つに数えられる『木曽の桟』がある。
歴史ある特異な構造の橋だが、今回は触れない事にする。
『かけはし』がかかる木曽川は、濃尾平野に注ぐ木曽川水系の本流で、実延長229km、全国第7位の一級河川である。
この辺りは河川の上流域に当たり、ゴツゴツした大きな岩と、透き通る様な水のコントラストが山々の紅葉をより一層美しく演出する。
アクセスは容易で、車であれば国道19号を進み『木曽の桟』という名称の信号機がある交差点を曲がった後、案内看板に従って進めばすぐに着く。
また、木曽福島駅から路線バスを利用する方法もあり、『倉本線 下り』に10分ほど乗車して『かけはし大橋』で下車すれば、徒歩で10分ほどだ。
紅葉の旬は過ぎようとしていますが、みなさんも是非訪れてみてはどうでしょうか。
次回予告
2つめのスポットについて触れます。
浦島太郎ゆかりの地へ足を踏み入れたところ、特急しなの号が星の線路を通過中です!