待ちに待った神の一人子イエス誕生の時が来た!その時流された神様の涙の真意とは・・・ | クリスチャン以外にも読んでもらいたい聖書物語

クリスチャン以外にも読んでもらいたい聖書物語

世界には多くのクリスチャンがおられます。様々な教会があり、様々な聖書解釈があります。これから描いていく聖書物語は、人間から見た聖書解釈ではなく、あくまでも神様の目的や視点から見た聖書解釈であり、そこから知り得た人間の責任について書き綴っていきます。

 

 

 

ザカリヤにバプテスマのヨハネの誕生を伝えて6ヶ月後、ガブリエルはエリサベツの親族マリアに現れた。マリアはヨセフのいいなづけになっていた。
ガブリエルはマリアに言った。
「恵まれた女よ、おめでとう。あなたは身ごもって男の子を産むでしょう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、神の子でありイスラエルが待ち望み、人類が待ち望んだ救世主である。」
マリアは驚きの余り声を出すこともできなかった。
マリアは心の内で言った。
「イスラエルが歴史をかけて待った救世主メシヤが、私のお腹から産まれるなんて・・・、なんということだろう。」
マリアは大急ぎで山里へ向かいユダの町に行き、ザカリヤの家に入ってエリサベツに挨拶した。その時マリアの挨拶を聞いて、エリサベツの胎内の子がおどった。
マリアはザカリヤの家に3ヶ月滞在して家に帰った。
エリサベツは時が満ちて子を産んだ。ザカリヤがヨセフと名づけた時、ザカリヤのおしは治った。
このようにしてバプテスマのヨハネは名門祭司ザカリヤの子として生まれた。
ザカリヤは聖霊に満たされて言った。
「偉大な神様に私は感謝します。この子はいと高きお方に預言者としてマラキが予言したエリヤの使命を全うします。」
出世時の不思議なことのゆえに民衆は言った。
「もしかしたらこの子は約束のメシヤ、神の一人子かもしれない。」
その噂は山里の隅々まで届き、祭司、大祭司、パリサイ人など、力ある人々でさえバプテスマのヨハネに期待した。
ミカエルは言った。
「ご主人様、ヤコブから始まったイスラエル民族は選民思想に従い、たった一人のあなたの子の出現を待ち望んで来ました。あなたの一人子は当然WHYを代表します。その時HOW代表が必ず必要になりますが、その役割はバプテスマのヨハネが担っているのですね。」
神様は言われました。
「その通りだ。ヤコブがHOWゼロ位置を担当し、バプテスマのヨハネはHOW99を担当している。HOW99のバプテスマのヨハネと私の一人子が完全に一つになれば全ては完了する。全ての預言者と律法の教えは、このバプテスマのヨハネで完結する。」
マリアは身ごもり、神様の摂理はその第一歩を踏み出した。マリアの胎内で神様はその腕を振るった。
細胞と細胞が組み立てられ、やがて心臓が鼓動を開始した。
神様は多くの人を創造した。しかしいつも我が子と呼ぶことはできなかった。いつも悪魔の影がまとわりついていた。人を造っても造っても悪魔が狙いを定め襲い掛かった。
結局は地獄の住人を増やすことにしかならなかった。数え切れない人を造ったが、誰一人として天国に住む者はいない。空しい創造がどれほど続いたことだろうか。
しかし、神様は今、その一人子を造り上げようとしているのだ。
神様は心の中で言った。
「私の愛は燃えている。私の全身をもって愛することのできる子供の創造に私は今着手した。かつて、アダムの創造の時には、最高のプレゼントを与えたい一心で興奮していた。138億年もかけて数え切れないプレゼントを準備した。我が子を喜ばせようと、ミクロの世界から巨大な宇宙に至るまで創意と工夫を凝らして自信作を準備した。アダムが空高く飛ぶ鷲を見て、どんな顔をするか楽しみでいっぱいだった。エバが初めて花を見た時、どんな顔をするか胸がわくわくした。あれもこれも与えたい気持ちでいっぱいだった。
しかし今度は違う。私はこの子に助けてもらわなければならない。いくら全知全能でも人間の責任が完成しない限り、私は私の僕にさえ勝つことができない。人間の誕生は、私の喜びの完成のはずだった。しかし人間が私を捨てた時から親子の悲劇が始まった。私は失った子を探し求めて途方もない旅路に出るしかなかった。我が子イエスよ、私は、お前にもアダムの時のように最高の贈り物を準備したかった。しかしお前のためには何の準備もできなかった。それどころか世界中にお前の命を狙う者ばかりが満ちている。本当に許してくれ。」
いつの間にか、神様の目には涙がいっぱい溢れていた。そして全身が小刻みに震えていた。
「お前の誕生の準備さえ整っていない有り様だ。馬小屋のようなところから出発せざるを得ない。それでも、私は常にお前と共にいる。私のできることは何でもする。私はお前に重大な使命と期待を背負わせて悪魔の世界に送り出す。イエスよ、どんな事があっても勝利してくれ。どうか私を助けてくれ。私の心を解放してくれ。全知全能の私がお前に懇願する。我が子よ、我が子よ・・・。」
神様は細心の注意と真心を込めて創造の業を進めた。
「イエスよ、お前に強い足を与えよう。この足は私の言葉を全地に述べ伝えるために働くだろう。前の体をしっかりと運んでくれるだろう。お前に手を与える。この手は私の愛の教えのために優しい行いの手となるであろう。私はお前に目を与える。この目は私の真意を見通す力を備えているだろう。私は今までどれだけその母の胎内で足を作り、手を作り、目を作ったことだろう。だが私の願い通りに働く足も手も、目も見ることができなかった。足は悪事のために使われ、手は武器を振り回し、目は邪悪を行うために使われた。私はお前の生涯が如何に凄まじい悪魔の攻撃にさらされるかを知っている。悪魔はお前に可能な限りの作戦をもって襲い掛かるであろう。しかしお前の武器は、私の子供であるという権威と、私が教える真理と、私の本質である絶対的愛だ。私とお前はいつも一体だ。うれしい時も悲しい時もいつも一つだ。イエスよ、私と一緒に人類を悪魔の手から救い出そう。さあイエス、胎内での創造は完了する。お前を胎外へ送り出す。すぐにでも悪魔はお前を殺そうと襲い掛かるであろう。私の法則と公式から外れない限り何の心配も要らない。頼む、イエス、我が子よ、頼む・・・。」
イエスは生まれた。
待ちに待った神様の一人子がこの世に誕生した。
神様と悪魔の真剣勝負の戦いの膜は切って落とされた。
つづく