柏天 | Ta助の厨房

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料理人 Ta助が
真の「食」を求める旅録

◆先日、笹身の天麩羅を登場させたときと同じ画像で、なんだか手抜きのように見えますが・・・


   まさにその通り、手抜きです。

   遠慮なく使いまわしました。だって、肉の種類以外同じなんですもの。

   

   ただ揚げ物としての性格は別物。あっさりと仕上がる笹身に対し、

   実にジューシーに仕上がるモモ肉の天麩羅。一皿に笹身と柏、性格の違う部位を盛るのも

   変化を楽しめていいものではないでしょうか。


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   【 柏天 】


   【 分量 】(4~6人分)

   ・鶏モモ肉・・・2枚

   ・塩胡椒・・・適宜

   ・衣・・・適量( 参照  )

   ・天つゆ・・・適量( 参照  )



   【 作り方 】

  

   ①鶏モモは繊維を断ち切る向きに削ぎ切りしておく。

    油っこくなるので、皮や余分な脂身は取り除いておくのが良いか。

    ニンニクや塩胡椒で下味をつけておいてもよい。


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   ②薄く薄力粉をまぶし、刷毛で余分な粉を払うようにして打粉する。


   ③衣をたっぷりとつけた後、自然に落とし、170℃の油温で揚げる。

    衣は隙間なく全体をくまなく覆っていることが必須。薄すぎて具材そのものがみえる

    箇所があるようでは足りない。


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   ④箸で軽く持ち、油の弾けるような振動が伝わるようなら揚げあがり。

    気持ち早めに、界面張力を働かせ油をしっかりと切ってから引き揚げ

    余熱で芯まで熱を通すようにすれば、油っこさを抑えかつ、フワッと仕上がる。


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   若い年齢層には笹身よりむしろ柏の方が人気でしょうか。


   モモ肉は揚げ物に用いる場合はむしろ唐揚げが先に連想されましょうが、

   厚めの衣で蒸し揚げた天ぷらのフワッとした触感は、それとはまた異なった美味さでしょう。

   天つゆを紹介しましたが、出汁との相性も良いですしね。   


   なお②~④の画像は先述した通り笹身の使い回しですが、お気になさりませぬように。

   クドイですね。