カウンセリングや

心理学を学ぶ前の私は、

 

自分で準備した計画が、

崩れることが本当に大嫌いだった。

 

 

例えば旅行に行くとき、

これまでの私は必ず

 

「このお店へ寄ったあと

ここへ行って、何時に宿に着く」

 

と細かく予定を立てていたんだけど、

 

いざ旅先で計画とは違う想定外の

事態が起こるとよく大パニックになった。

 

あるときは、

 

「ぎゃー!時間が押してる!!」

「何時に宿に着かなきゃいけないのに!」

 

と、誰に迷惑をかけるわけでもないのに

勝手に大問題にしてイライラしたり。

 

 

あるときは、

 

疲れがたまっていたので

本当は宿でゆっくりしたかったけど、

 

それを許さないのが

融通の利かないかつての私(笑)

 

「事前にここに行きたいって計画したし…」

と、無理して観光スポットに行き、

 

疲れがさらに増してこれまたイライラ。

 

そして、そのイライラを一緒に来ている

大切な人(主に夫)にぶつけてしまい、

 

自己嫌悪に陥った。

 

 

 

…あ、そういえば、

20歳くらいのときだったかな。

 

遊ぼうと言ってた友達が直前で、

 

「今日雨だからやめとく」

とメールしてきたことがあって、

 

「もうこっちは準備もしてたのに!」

 

って怒りすぎて

縁を切ったこともあったっけ(笑)

 

 

 

なんせ、それくらい

 

計画第一。

例外認めません。

 

という人でした(笑)

 

 

そんな私が現在、

 

計画がくるってもパニックにならず

平気になれたのは、

 

カウンセリングでそもそも心が癒され、

ほぐれた要因もありつつ、

 

物事の捉え方が変わった
というのが大きいと思う。

 

 

 

例えば、随分前から予定して、

 

楽しみにしていたお店が

臨時休業で行けなかったとする。

 

前の私は

 

「ここに行きたかったのに!」

 

「ここが一番良さそうだったのに!」

 

「もうここ以上のお店なんて、

見つからないよー!

 

ぎゃーーーー!!」

 

とパニックになる(笑)

 

(今書いてて、昔の自分って相当

大変だったなぁってわらけてきた。笑)

 

 

 

一方で、今の私なら、

 

「なるほど。私にはこの店が、

必要じゃなかったんだな」

 

と考え、秒で切り替える。

 

そう!!

 

何を隠そう、

 

予想外の出来事対してイライラしたとき、

よく効く言葉がある。

 

それは、

 

「大丈夫。私にとって

必要なことしか起こらない」

 

という言葉だ。

 

この言葉は私にとって救いであり、

まるで魔法のよう。

 

口に出せばびっくりするくらい、

物事を受け入れられるようになる。

 

 

 

最初はもちろん、そうは思えなかった。

それでも続けてみた。

 

そうすると次第に、

 

予想外の後に訪れた幸運に

気づけるようになった。

 

「予定していたお店に行けなかったけど、

だからこそ見つけたこのお店…

 

とってもおいしかったなぁ!」

 

とか。

 

「あのときもうこれ以上ないほど

人生のどん底にいたからこそ、

 

大切な人に出会えたなぁ」

 

とか。

 

 

そうして気づきを繰り返すうち、

 

「この世は私にとって

本当に必要なことしか起こらないんだ!」

 

といつしか心から思えるようになった。

こう思えたらもう、

 

予想外のことなんて

一つも怖くなくなってた。

 

「物や人、出来事に執着しない」

という心の柔軟さを手に入れられた、

 

とも言えるのかもしれない。

 

 

 

だからね、

行きたい場所に行けなくても。

 

欲しいものが手に入らなくても。

 

望んだ成果が出なくても。

 

誰かに嫌われその挙句、

その人に縁を切られても。

 

全部、今の私にとって必要なこと。

 

もしくは、

 

今の私に必要じゃないから

起こらなかった。

 

 

これが体感として腑に落ちた時、

 

私は何が起こっても大丈夫。

と心の底からそう思えるようになった。

 

ぜひみんなもこの魔法の言葉、

使ってみてね。