2014年W杯ブラジル大会が始まりました。
私の今年の予想ですが、ベストフォーはブラジル、ドイツ、オランダ、アルゼンチンかなと予想しています。
日本はコートジボアールに負けるようなら予選敗退でしょうね。
勝つならかなり実力がついているはずなので、ベストエイト。
しかしベストエイトでオランダに負けると思っています。
本線に行ってベスト16で対戦するとすれば、相手はイタリアかウルグアイかイングランド。イタリアなら長友、本田が燃えるだろうしイングランドなら香川や吉田が燃える、そしてウルグアイならセレッソのフォルランが居るので柿谷や山口が燃えるでしょうね。決勝に行けたらとても面白い対戦になります。
【ブラジルVSクロアチア】
最初の試合はホームのブラジルとクロアチア代表。
試合の結果は3-1でブラジルの勝利となりました。
先制点はクロアチア。結果的にはブラジルのオウンゴールでしたが技ありのゴール前スルーにより相手のオウンゴールを誘ったものでクロアチアの堂々たるゴールといっても過言ではないでしょう。
これは黄色のブラジルのオウンゴール。黄色の6番マルセロ(Rマドリード)のすぐ後ろにもクロアチアの選手が飛び込んできていた。画像中央のクロアチアの選手が自分で打たずに股抜きをしたものだからキーパーはこけるしマルセロは勢いで足にボールを引っ掛けてしまった。それでオウンゴール。
中央のクロアチアの選手が股抜きでスルー
ブラジル圧倒的優位と思われた試合でしたがクロアチアが先制してなにやら雲行きが怪しかったです。
クロアチアは組織力が出来ていて守り重視でカウンターの形も出来ていましたね。結果は負けたけれどこのチーム強いですよ。
シュート率がどうかだけ・・・つまり前回の岡田ジャパンみたいな感じでした。
しかし、ブラジルはネイマールの2発にオスカルのゴールで快勝。おそらくはものすごい緊張とプレッシャーの中、さすがはブラジルでした。
オスカルは日系人の妻を持つチェルシーのMFですが、本当に確実なパスにドリブル技術の高さとスピードがある選手です。ネイマールと同じ年の22歳だから、ネイマールとともに末恐ろしい選手ですね。
オスカルのシュート。トゥーで蹴って確実にゴールする。すばらしい。
【西村主審 大役こなす】
この開幕戦の審判をやったのは3人の日本人でした。
西村雄一主審に名木利幸、相楽亨副審。
特に西村主審は前回の南アフリカ大会でも主審をやりましたが、今回は開幕戦のしかもブラジル戦の主審を行いました。
南アフリカ大会ではブラジルの選手に対してレッドカードを出して大騒ぎ。(準々決勝のオランダ戦でMFフェリペメロがロッペンの足を踏みつけた)
ブラジルファンが警戒したのはクロアチアではなく西村主審だったかも。
そして今回も、ネイマールに対してイエローカード。
確かにネイマールがクロアチアの選手を肘で押し返していたので出されても不思議ではありませんでした。
試合後にはネイマールがすぐに西村主審のところに行って握手をしていましたね。
「試合の流でのことだ。気にするのはよくない」とはネイマールの談。
前半戦はネイマールのシュートで1:1の同点でした。
グラウンダーのシュートでゴール右墨のポストに当たって入ったゴール。
わずか5センチ右に行くと外すところでした。
これが入ると入らないでは試合の流れが大きく変わっていたでしょう。
ネイマールのグラウンダーのシュートがゴールに入る
フレッジが対されてPK
後半に入って、ブラジルにチャンスが来ました。
ブラジルのFWフレッジがペナルティーエリア内で倒されて、西村主審がイエローカードを出したのです。
ファールを言い渡す西村主審、クロアチアの選手が西村主審を取り囲む
イエローカードを高々と上げる西村主審にクロアチアの選手5,6人が主審を囲み、猛抗議。
西村主審は毅然とした態度で判定を変えず。
審判って大変ですね。
すごい剣幕で5,6人に囲まれると・・・・ビビリますね。
心臓の弱い私には・・・とても出来ません。
試合後にクロアチアのコバチ監督は怒り心頭。「われわれはベストを尽くした。あれが(PKの)反則なら、サッカーなんてしない方がいい」「主審は試合のレベルに達していない。恥だ」と酷評したくらい。
しかし、西村主審のジャッジは間違っていませんでした。
ディフェンスの選手の技術でもありますが、審判にわからないように手を出す。これもサッカーですよね。
しかし西村主審はしっかりと見ていました。
フレッジが左足で蹴りこもうとするところを、クロアチアの選手(名前しりません・・すいません)が左手で肩口を押さえています。これもずっと抑えるのではなくって少し抑えてシュートのタイミングをずらすのですよね。写真では見えませんが右手もフレッジの脇の下を押さえています。そしてすぐに手を離して何もしてませんよという顔をする。
抑えるほうも技術なら倒れる方も技術。
フレッジは大げさに蹴り損ねます。
この駆け引きもサッカーだし審判がそれをどう判断するかですよね。
プレミアリーグではファウルにはならないらしいですし、W杯ではファウルになるということです。
第一試合目の審判のジャッジで大会の指標が決まるところがあるのだとか。
結局判定はPKでした。
ネイマールが蹴りこみます。キーパーの手に当たりますが球の勢いが勝ってゴール。
これが決勝点となりました。
そして最後は前述のオスカルのダメだしゴールでブラジルの快勝でした。
これでブラジルは西村主審を警戒することがなくなりました。
そのかわり今度はクロアチアに恨まれますね。
サッカーの主審って・・・・・大変です。
ちゃんとがんばったって嫌われるのですから。
西村主審は日本の誇りです。
心折れずに がんばってください!