オルフェーブル 阪神大章典 大暴走も意に介さず |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

 2012年阪神大賞典



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ワイや。オルフェーブルや。今日は阪神大賞典や、しゃーないから出たるわ。12番のピンクの帽子やで。こんな二流レースに俺様を出して、真面目に勝ってもおもろないやないか・・・ブツブツ


スタート


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眠たいレースやのー。こんな前に来てしもたでぇ
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ナムラ「お先に行っちゃいやーす」

オルフェ「?」
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騎手「追いかけんでエエって!」

オルフェ「おいおい、ちょっとナムラくん、待ちなさい・・待たんかいコラ
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6番のナムラクレセントに馬体を合わせると

さらに走ってしまうので少し外を走らせる

ことに・・・しかし
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ナムラ「去年も前に行って勝ったもんね」

オルフェ「あのなぁ今年はワイがおるやろ。忘れたらあかんでぇ

騎手「もう行かせたらええんか抑えなあかんのか・・・もう馬まかせや」
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オルフェ「なんでこんな外を走らすねん、ほならこっちも考えはあるで。去年みたいに柵の手前で急に止まったろか、馬から落ちて柵で胸打ったん忘れてないやろな、これを忘れたとは言わせんでぇ」


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オルフェ「フッフッフ、ワイは柵の手前で急ブレーキかけることが出来るねん


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騎手「こらーまっすぐ走るなぁ、右やミギー!、速度落せよ」


オルフェ「こらー、何をそんなに手綱ひっぱっとんねん。止まってまうやないか
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やっと気づくオルフェ

その後この時点で2500mほども走っているとは思えないリアクションが・・・
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 気づいてみれば最後方

 ふつうあきらめるのに、何とも

 思っていないオルフェ
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オルフェ「オラオラ~、どけどけ~、コラ ヒルノ(ダムール)邪魔や

ヒルノダムールは、あの凱旋門賞2着馬

しかしそんなこと知ってか知らずか、オルフェはわれ関せず相手にせず。

ヒルノダムール・・・ヒルム

ヒルノ「俺の前に被さるなぁ~」

オルフェ「ふん!文句あったら、抜き返してみぃ!」

最内の一番経済コースを走るギュスターブクライと大外から突っ込んでくるオルフェ。

きっちり3000m走るクライと3200mほども走っているオルフェ。
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2着やったけど・・・こんなんあり?

ホンマ化け物やな。

まともに勝負してたら、小学生と競争

してるようなもんやないの。


なんだか怪我でもなく

元気いっぱいのオルフェーブルでした。