【今までと違う一月の地震】
下の分布図は、常連読者の方はご存じでしょうが、昨年の3.11からずっと付けてきた分布図です。
データは日本気象協会の地震情報で、M5.0を超える震源地を月ごとに色を変えてマークしています。
その中で、緑で囲んでいる枠は昨年5月ごろに私が『この辺りで大きな地震が集中して発生するだろうなぁ』と思って囲んだ場所です。
その根拠はやはり海底断層です。大きな断層があるのだろうなと思うあたりを囲んだのですが、昨年の12月までほとんど予想円の中で発生していました。
あんた素人だろう・・・なんていう人もいるでしょうが、勿論素人なりに単純に発生地点の断層を想像して付けただけなのです。
見事の枠内に収まっていた昨年の大型地震の震源地。
しかし、今年に入って『あれっ』と感じたのです。
1月にM5.0を超える千葉~岩手沖の地震は3度もありました。
C地区あたりで2回、G地区あたりで1回です。その3回とも昨年予想した緑の枠の上か外になったのです。
ここからは私の予想ですが、断層が拡張し始めているのではないかと感じたのです。
最近地質学者などがM7.0クラスの地震が起こるとか、いくつもの予想ニュースが発表されています。
実際海洋調査もそこそこ進んでいるでしょうし、私自身予想円をはみ出しかけた現象を見ていると、ちょっと注意した方がいい気がしてきました。
一月に入って、M5.0を超える地震が東北太平洋沖に3度も発生したことは、上でも説明しました。
しかし、グラフを見た感じでは、一日に10回未満だった日が少しずつ増えてきていますので終息に向かっているはずなのですが。
実は私にとって、もう一つ気になる地震がありました。
1月19日に起こった高知県東部の地震です。M2.1と規模は小さいのですが、私がずっと見ていて感じていたのは高知沖、つまり南海トラフが異常に静かなのです。
それで、ポツンと発生した高知県の小さな地震が妙に目について気になってしまいました。
南海トラフは、静かにしていてほしいのです。
そういえば、NHKが平清盛をやっていますが、この頃も大きな地震が続いたり富士山が何度も大噴火したり、それが10年から15年ほど続いていたと思います。
そんな時期になっているのでしょうか。何にせよ、しばらくは気を付けておいた方が無難です。

