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大阪と言ったら道頓堀を思い浮かべる人は多いでしょう。
その道頓堀がいつ出来たかはご存知でしょうか。
道頓堀は江戸初期、宮本武蔵が佐々木小次郎と巌流島の決闘をしている頃に、安井道頓という人が、大阪の平野郷(今の平野区)の富豪平野藤次の支援を受けて工事が始まりました。
少し面白い話があるので余談です。平野郷は平安時代から豊臣秀吉の時代まで、京都の宇治平等院の荘園だったところです。堀を巡らせて独自の自治をしていた村ですが、秀吉に「天王寺村に移れ」と追い出されました。
村の人は、この事を酷く怨んでいて、大阪夏の陣、冬の陣ではとうとう平野郷を奪還して徳川家康に土地を貸してしまったというエピソードがあります。
道頓堀の歴史は後日、特集します。(今、写真を集めています)
最近の道頓堀は、夜や休日は相変わらず沢山の人で賑わっています。平日はといいますと、中国人観光客が団体で歩いています。(^^;)
そんな中で道頓堀のちょうど真ん中で、いつも長い行列ができている店があります。
その名も「大たこ」
大阪は、何処を歩いてもタコ焼き屋だけはありますね。
個人的にはムチャクチャ上手いとは思いませんがおいしいことは間違いないと思います。
この店は結構昔からあった記憶があるのですが、最近になって大阪市が市の土地を無断で使用されていた事に気づき、立ち退きで問題になった事はご存じでしょう。
店の人に聞くと、たこ焼きを焼いている僅かなスペースは私有地なんです。と、ほんの1.5m程の場所を手で示しながら教えてくれました。
市と店の争いはとうとう最高裁判所まで行って、大たこが負けちゃいました。
市は、この場所の立ち退きを伝えて、立ち退かせ、フェンスを作ってしまいました。
しかし、直ぐに大たこは、フェンスの前に店を出して、またまた長い行列を作っていました。
店が平べったいから、何処へでも移動が出来ますが・・・やっぱりここを離れられないのでしょうね。
大阪市になんとかここで営業出来るように頼んでいるそうですが、お役所頭は動かないのだそうです。
そうこうしている内に、昨日市の職員が酔っぱらって、「ここが日本一悪いことをしている店か」と濡れた傘を振り回してタコを台無しにしてしまったとか。
なーんとも、不細工なお話ですね。
裁判も終わった事だし、露店の出店許可とかを出してあげてほしいですね。
今では道頓堀の名物だし、大阪で行列作る店なんて滅多にないんだから。
この店があるから、隣の公衆便所が目立たなくていいんだし、道頓堀がにぎやかなのはこの店のおかげでもありますよ。
許してあげてくださいよ。
決着も着いたのだから、なんとか営業を認めてあげてほしいです。
この店の人は毎日一生懸命働いていますよ(^^)


