思い出の映画--マッドマックス・サンダードーム-- |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

----------20120426 追加・再掲------------


2012年4月 仮称「マッドマックス:フューリー・ロード」の撮影が再開されましたね。

 撮影地はアフリカのナミビア。一昨年のオーストラリアは記録的な大洪水だったそうで、砂漠に草が生えてきたらしいです。なんでもお花畑状態だとか。それで撮影も延期になり場所もアフリカに変えたみたいですね。

 新しいマッドマックスはケネディ・ミラー・プロダクションなので昔のマッドマックスサンダードームと同じですね。ジョージ・ミラーとバイロン・ケネディが作ったスタジオでしょうが今回はワーナーブラザーズのもとで制作しているそうです。俳優も一新してメルギブソンに変わってトム・ハーディ、最近のニュースではスーパーモデルのアビー・リー・カーショウが出るとか・・・。

 昔から本物の暴走族や歌手のティナ・ターナーなどを起用して来ただけに、今度も楽しみです。


 シリアスな中にユーモラスなものを取り入れたマッドマックスシリーズは私の大好きな映画です。どんな映画になるか楽しみですね。



マッドマックス・サンダードーム


この映画はカーチェイスファンには物足りなく

期待を裏切らせた映画でした。

しかし、ヒューマンドラマとしてみる映画としては

面白いストーリーだったと思います。

ヒューマンドラマだからこそ、コメディーも多分に

入っている。

「マッドマックス」で妻子を失い、

「マッドマックス2」で愛車と愛犬を失ったマックス。

その後をどうして生きていったのだろう。

世の中は、とうとう核戦争が勃発して、文明の全てが

破壊された。

そんな中で、砂漠で生きていたマックスがいた。

人間、大事なものを失っても生きている限り

生きてゆかねばならない。

みなさんも、こう思った時がありませんか?

こころの中では、

守るものも何も無くなって、生きていても

しかたがない。

ただ自らが生きる為だけに生きる。

この映画のなかでは、そんなマックスがいた。


もう30年ほども昔の映画ですが、原発や核の事で騒いでいる今ですら、もし核戦争が起きたら人類はどのようになるのだろうと想像した時に、私が思い浮かぶのは

・マッドマックスサンダードーム

・北斗の拳

・ターミネーター

になるでしょか(笑)


 この映画はよく考えられていたと思います。街の電力は豚の肥料つまりメタンガスです。

あり得ますよね。今でも愛知県沖で試掘されているメタンハイドレートが近未来の日本のエネルギーととして注目を集めているわけですしね。

 クラック・イン・ジ・アースという峡谷では原始生活のような感じですが、まさにこんな感じになるのではないでしょうか。

 そして最後に飛行機で見たシドニーの廃墟。

 核戦争の結果、すべての文化が逆戻りしてその中での生き残った人間が生き続ける姿

 そんなものを感じながらでも、今でも十分見て面白い映画だと思います。





【ストーリー】

核戦争から数年たった砂漠の中。

マックスは、小猿が唯一の友で、馬車で商い

をしながら砂漠を歩いていた。

力のある者は、鉄の残骸を集め、商いを始めて

街を作る者もいた。

そんな中でマックスは馬車を略奪され、とある街にたどり着いた。

その名はパータータウン。

街では、豚を飼いその糞をエネルギーにして発電し、

人々を集めて、商いをさせていた。

そして掟も作られ、

サンダードームという判決場(決闘場)があった。

トゥーメンエンター ワンマンリーブ

入るのは二人、出てこれるのは一人。

それがこの街の「裁判」だった。

パータータウンの首領は、アウンティー・エンティティー

・・・ 当時50歳になった ティナ・ターナー 

余談だが、私が好きな歌手は、ティナ・ターナーと

フリートウッドマックのスティービー・ニックス

どちらも歌う雰囲気はよく似ている。

マックスはこの街で盗まれた自分の持ち物を発見する。

しかしこの街には、タダでは入れない。

マックスは、24時間なんでも言うことを聞く条件

で入ることにした。

街は活気があったが常識ではなかった。いや、これがこの町の常識だ。

怪しい商人だっていた、放射能に汚染された水まで売っている。

アウンティーには、自らの権力を脅かす敵がいた。

その男を合法的に消し去りたかった。

90センチの大人であるザ・マスター (アンジェロ・ロシット

それに、大男の子供ザ・ブラスター (ポール・ラーソン

二人は豚発電所の支配者だった。

二人でマスターブラスターと呼ばれていた。

ブラスターは鉄マスクをかぶっており大人か子供かわからない。

アウンティーは言いがかりをつけて、

マックスとブラスターをサンダードームで戦わせた。

マックスが勝ったが、ブラスターが子供とわかり殺せない。

Two men enter, one man leave

(サンダードームという鉄で囲まれた球状の格闘場は「二人が入り、一人だけが生きて出られる」という掟があった)

マックスは掟を守れずに街を追放され、砂漠に放たれた。

砂漠で倒れたマックスを助けたのは

サバンナ・ニックス (ヘレン・バディ)という若い女性だった。


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(ヘレン・バディさん。この人詳しくは知りませんがその後裏DVDでヌードを見せていますね。流出したものかもしれませんが驚きました)

彼女は、マックスをクラック・イン・ジ・アースと呼ばれる住処に

運び、手当てをする。

クラック・イン・ジ・アースは読んだまま、地球の裂け目のような

ところだ。砂漠の隅に突然現れる緑で一杯の峡谷だった。

そこは、子供たちばかりが住む世界だった。

子供たちは、戦争からここに運んできたキャプテンウォーカー

という人物を崇拝し、必ず帰ってくると信じていた。

どうやらキャプテンウォーカーは飛行機で子供たちを

運んで来たらしい。

そして、マックスをキャプテンウォーカーと間違えた。

マックスは、居心地のいいクラック・イン・ジ・アース

に住みたかった。しかし子供たちは、

外の現実を知りたかった。

現実を知っているマックスは

「そんなものはない、ここが理想の世界だ」と訴える。

しかし冒険心の強い子供にはわからない。

そして子供たちは冒険に旅立った。

見かねたマックスが子供たちを追って、たどりついた

ところは、パータータウンだった。

そこから、逃走劇が始まってゆく。


逃走劇の末、1機の飛行機に乗って逃げることになる。

マックスは重くて乗れずに取り残される。

子供たちを乗せた飛行機は、廃墟となったシドニーを

飛び、記憶に焼付け、それを語り継いでいった。

その後、マックスはどうなったか・・・・・だれもわからない。


最後のところがマッドマックス2に似ていますね(^^)


【スタッフ】

監督
 ジョージ・ミラー
 ジョージ・オギルヴィー
製作
 ジョージ・ミラー
 ダグ・ミッチェル
 テリー・ヘイズ

脚本
 ジョージ・ミラー
 テリー・ヘイズ

撮影
 ディーン・セムラー

音楽
 モーリス・ジャール

出演
 メル・ギブソン(マックス)
 ティナ・ターナー(歌手、アウンティー・エンティティー)
 アンジェロ・ロシット(身長90cmの大人、ザ・マスター)
 アングリー・アンダーソン(ロックバンド“ローズ・タトゥー”のヴォーカリスト、アイアンバー・バッシー)
 ヘレン・バディ (サバンナ・ニックス)