ギャンブル小説「とったらんかい!」----雲行き--- |         きんぱこ(^^)v  

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      砂坂を這う蟻  たそがれきんのすけ

----雲行き---


ケンシロウが階段を上っていった。


のぼり上がって、ケンシロウの足元が崩れた。


落下しながら、ケンシロウは

「ユリアー」と叫んだ。


ケンシロウガ階下の床にドサッと落ちた。


そこには、赤いドレスを着たユリアが立っていた。


中央に赤い7が揃った。


ケンシロウはブルーのオーラを放った。

バトルボーナス開始である。


1回目のバトルボーナスの合間に、チェリーが真ん中に止まった。


北斗の拳は、当初メルギブソンの出世映画「マッドマックス」を想像させた。

作者の武論尊氏の名前を見たときは、映画「荒野の用心棒」などに出ていたチャールズ・ブロンソンを思い出した。


バトルボーナスは4回目に突入していた。


今日の出来事。


今日の昼、専務が「きんちゃん(私のこと)、明日神戸についてきてくれへんか?」


と誘われた。


(何事だろう・・・?)


「いいですよ、なにかあったんですか?」


「まぁそうなんやけど、貸した金を返さんやつがおってな、そいつの会社がコンピュータ屋なんや、せやから、ついてきてもらえんかな思て」


「わかりました。いっしょにいきます」


わたしは、誘われたままに、付いて行く事にした。



拳

(株式会社Coamix様お借りしました)
(c)Tetsuo Hara

http://www.haratetsuo.com/index.html



「うぬの力は、この程度かっ」


ラオウが起き上がった。


7回目のバトルボーナスが始まった。


7回目にラオウが最強の攻撃を仕掛けてきた。


ケンシロウの前に、トキが出現し、ケンシロウを助けた。


ボーナスは8回目に突入した。


(最近、すこしおかしいな・・・)


社長と専務の普段の行動に変化はあまりない。


しかし、一つ一つの行動、会話などに心の余裕が少しずつ無くなってきているようだ。


ほぼ毎日いると、それは感じる。


(しかし、毎月お金はくれているからな・・・)


社長はまだ、出資金を集めようと、いそがしく動いている。


ボーナスは12回目に突入した。


ケンシロウは倒されても、起き上がってきた。


13回目が終わったとき、バトルボーナス中にもかかわらず突然、赤い7が揃った。


(ん?・・・・・・・・・まずい、赤七だから何とかなってくれ・・・)


ボーナスは改めて1回目からスタートした。