【再掲載】新幹線整備士の理想と現実、間違えればどん底を味わうことに | 鬼嫁の尻に敷かれベトナムで生活してみたら

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誰しもが一度は「こんな車両を運転してみたい」、「こんな車両を整備してみたい」と理想を描いたことのある東海道新幹線。今日はこの東海道新幹線が主人公です。

 

東海道新幹線に限らず、高速走行する車両には人間で言うところの内科検診、人間ドックのような検査が小規模、中規模、大規模で年数や走行距離に応じて法律で決められています。

 

一番身近に行うのは交番検査と呼ばれる定期検診です。

走行距離や走行日数によって車庫入りして細かい検査を行ったり空調設備やフィルターなど細かい部品の交換を行います。

 

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東海道新幹線に限らず多くの車両は数多くの不特定多数の乗客を乗せて走行します。そのため空気の循環、浄化、健康管理には気を配った設計をされていることがあります。床下で空気を吸い込んで、それを循環させて空気を浄化して車内に送り込むと言うシステムを導入していることも多いです。

 

そうなると当然埃なども吸い込まれるので一定期間同じことを繰り返しているとそこに埃がたまります。掃除機と一緒で埃が溜まれば当然機能不全に陥ります。それを掃除するのも整備士の役割の1つになります。

 

整備項目も数百とあり、その都度の修繕も存在します。

これらを親会社は自社でやる場合と子会社への外注にて

行う場合の2つがあります。

 

ただこれには注意点があります。

新幹線整備にも当然歴史があります。

昔入った人間の時代と今入った人間の時代は異なります。

たとえば今はすごく幅広いけど、昔は

本当に雑用レベルのことしかさせてもらえてなかった。

親と子の差が激しく、子会社いじめになっていたとか、

そんなことを改善するために親子の風通しをよくする

出向制度が出来上がり、それが幅広くなって

優秀な社員の囲い込みにつながった。

なんてことが今の時代です。

今の時代、インターネットを見れば、先見者たちの意見が嫌と言うほど見つかります。鉄道高校や一般普通高校から整備士になろうとする場合、まず壁となるのが工具への慣れです。

 

意外と簡単に見える工具でも使い方や効率的なやり方を知らないとあたふたして余計に時間が取られてしまいます。最初に整備士になって教えられるのはネジの回し方。下手な人は回す力が8割、押すのが2割ですが、正解は押す力は全力で、回す力は多少でいいのです。そうしないとネジが花開いて使い物にならなくなってしまいます。だいたい2ミリから3ミリぐらいの形状なのでそういったネジを仕入れて、いかに早く回せるかを練習する努力も必要になります。

 

新幹線の車体には多くのナット、ネジが使われて入れ、全てが全て直線で入ってるわけではありません。すごい狭いところにあるネジを外さないといけないとか、何本も繋げて長くした状態でナットにはめ込んでやらないといけないとか。

 

そういうときに馬鹿な人は、できたといって、何も確認せずに直線に工具をあげてしまいネジやナットの紛失をしてしまいます。ですがどうすればいいのかがわかっていたり、これがはずれると頭の中で理解していれば自然とできます。これが必要です。

 

もう1つは暗いところでの作業に慣れること。

新幹線の整備には電気がついているときに行う作業と、電気を消灯状態にして行う作業があります。電気がついてるときは基本的に電子機器や目に見えるものの整備をして点検します。

 

電気が消灯した後は電気が通電している状態ではできない作業を行います。ですが消灯したからといって電気が全て抜けているわけではないので時間を置いて行います。

 

これが整備の現実です。

涼しい中でやる仕事ではありません。

 

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車も同じですが重要な部分は親会社の人間が、簡単なところは子会社が行います。なのでプライドが高い人間にとってはつらいです。たとえば整備を全て子会社がやって、運転だけ親会社ならこれはプライドが高くても問題ないです。ですが同じ作業、同じ場所、同じ内容をしているのに自分はこんなことしかできないのかと思うような人は、頑張って親会社の整備士になりましょう。

 

まさに主。

 

現実はそう甘くはありません。

残業もほとんどありません。

パワハラも多く職人気質です。

 

そういったところに社会人経験なしで飛び込むのかどうか

今一度自分に言い聞かせて、自分が何を目標にしたいのかを

考えてみましょう。