こんにちは。


久しぶりに平家物語の世界に浸ります。


ただし今回は、具体的な場面を想定したわけではなく、なんとなくこんな場面もあったかも、というつもりで製作しました。

平家物語絵巻などを見ていると意外と多いのが白糸威。合戦場でも結構目立ちそうです。


床机に座る武者。

しかし、作ってみて思いましたが、平家物語の時代では武者が床机に座っているのは何となく違和感がありますね。戦国時代なら分かりますが。

源平合戦ではいつも馬に乗っているイメージがあります。


矢を射るところ。

ありあわせの兵士フィギアで、できるだけ改造しないで作ってみました。初めてにしてはうまくいった気がします。


弓を杖にして立つ武者。

写真を撮って初めて気付きましたが、首の傾き加減のせいか、なんとなく困ったような悲しそうな表情ですね。


四人勢揃い。

やっぱり座っているのは違和感があります、、、







やっぱり、この3人だとしっくり来ますね。




平家物語の中に、壇ノ浦合戦のときのエピソードとして「遠矢」という段落があるのを思い出しました。

ごくごく簡単に内容を説明すると、遠くまで矢を射た源氏方の武者が、

「おーい、今そっちに飛んだ矢は俺のだ。射返してくれ!(まあ、ここまで返せる奴はいないだろうけど)」

そこで、平氏方の弓自慢が、さらに遠くまで射返した、ということです。

似たような話が続けて出てくるので、もしかするとこの時代にはよくあったことかもしれませんね。

よって、今回の題は「平家物語の世界 遠矢」としてみました。


ちなみに、今回は、製作過程は写真はありません。

基本的にはこれまでと同じ製作方法ですし。


ただ、直垂として折り紙を体に貼り付ける時に、折り紙をリボン状に切って、両面テープで巻きつけていくと楽だということが分かったのが収穫ですね。

布地の方がリアルではあるのですが、切り口がほつれてしまうんですよね。


備忘のため

弓:65mm

矢:25mm


今日はここまでです。

やっぱり鎧武者いいですね〜