こんにちは。

木曽殿最期の製作です。


前回、巴御前がいったん形になりました。

細かい武具や馬具は後でまとめて作るとして、次は今井四郎兼平の製作に入ります。


その前に、レジンで馬の複製に取り組んでみました。初めての取り組みで、馬の複製はかなり難しく、てこずりました。

結局、この複製品は使わないことにしましたが、記録のために写真を載せておきます。

2頭作りました。


下は、首と右前脚を少し加工して、姿に変化を付けています。

レジン複製は今後の課題ですね。


気を取り直して、「ドイツ将校 乗馬セット」の馬を少し加工して、茶色系で手元にあったタミヤのリノリウム甲板色(XF79)をざっと塗ったのがこちら。

首を垂れさせて、疲労感を表しました。

今井四郎も腕の形を加工して、バランスをみます。


いい感じです。

このあと、ニッパーなどを使って今井四郎の体を削りました。

直垂や鎧を着せるためです。


今井四郎の装束は平家物語には書かれておらず、絵巻などで調べても物によって異なります。

義仲(赤地錦に唐綾縅の鎧)や巴御前(萌黄匂の鎧)との色合いを考えて、今井四郎は紺地錦の直垂に赤糸縅の鎧を着せようと思います。


紺地錦の直垂には以前にも使用したこちらの布地を使います。

人形にいつものピットマルチのりを塗り、乾く間に赤糸縅の鎧を作ります。


作りためておいた縅(幅2mm)。

これをマスキングテープで繋いで、、、

上段の2枚が大袖。肩に装着します。

中段左が背中部分、右が左脇部分。

下段4枚は草摺。左2枚が腰の左右、右2枚が腰の前後用です。


そして紺地錦の直垂を着せたのがこちら。

胴体前面の弦走り、脛当ても装着しました。

黒の厚紙に折り紙を貼ったものです。


ちょっと更新の間があいてしまいましたが、こういう細かい作業はやっぱり楽しいですね〜


今日はここまでです。

やっぱり鎧武者いいですね〜