こんにちは。


鎧武者の製作の続きです。

前回までに製作した諸々の武具や馬具を装着して完成しました。

以下、完成写真です。


まず赤糸縅の武者です。



これだと弓弦が見えます。張った甲斐がありました。




烏帽子は着脱できます。兜をつけて、、、

平家物語風に言えば、、

「紺地錦の直垂に赤糸縅の鎧着て、鍬形うったる兜の緒を締め、黄金造り太刀を佩き、二十四さいたる矢負ひ、滋藤の弓持ち、両の足踏ん張ってぞ立ちにける」



兜がちょっと大きいですかね。

まあでも、その方がまさに矢を防ぐ装備としての存在感が増します。


次に萌葱威の騎馬武者です。

くつわ(馬の口に噛ませる金具)をとる従者からの目線です。

威厳があり、頼り甲斐がありますね〜



赤い糸で作った馬の飾りは装飾だけでなく、馬の身を守る意味もあったようです。


切斑(矢羽の二本線)の矢は、気が引き締まりますね。


「遠からん者は音に聞け、近くば寄って目にもみよ。」


兜を背負わせて、、、

平家物語風に言えば、、、

「義仲その日の装束には、赤地錦の直垂に萌葱威の鎧着て、兜をばぬいで高紐に掛け、黄金造りの太刀を佩き、二十四本差いたる切斑の矢を負ひ、滋藤の弓を脇にたばさみ、金覆輪の鞍を置きたる青毛の馬にぞ乗つたりける」

といったところでしょうか。


オリジナルの箱絵をバックに記念撮影。

変われば変わるものですね。



12月に始めた鎧武者の作成はここまでです。

途中に休憩を挟みましたが、3ヶ月楽しませていただきました。

もっと沢山製作して平家物語の一場面を表現するのも面白そうです。


やっぱり鎧武者いいですね〜