コンビニ人間コンビニ人間
1,404円
Amazon

 

第155回芥川賞受賞作 「コンビニ人間」

発表のときから 気になってたので

キンドルで購入してみましたよ 

キンドルの方がポイントついてお得なんだね。

 

36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、
変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、
清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、
毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、
完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、
私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。

 

芥川賞ということで 難しいのかなと気負って読み始めると

とても読みやすく 読むのが遅い私でも90分程度で読破

これくらいが読みやすくていいですね 

 

主人公古倉恵子は傍から見れば変わり者の女性

冒頭の子供時代のエピソードでは

死んでいる小鳥を焼き鳥にして食べようなんて言って

周囲をびっくりさせたり けんかしているクラスメイトを

止めるためにスコップで殴ったりして職員会議になったりします

本人は何が悪いのか?分からないんです

 

死んでる小鳥を食べようっていうのは、焼き鳥が好きなお父さんに食べさせたいから

スコップで殴ったのは それが一番早く止める方法だったから

大人たちは そんな恵子を普通じゃないといって問題児扱い

恵子は周囲に迷惑をかけたくないので

黙っておとなしい子供を演じ続けて大人になります。

 

そして大学生のときにコンビニにアルバイトで入り

以降 就職せずコンビニで働き続けるという暮らしです

 

いろいろな人が、同じ制服を着て、均一な「店員」という生き物に

作り直されていくのが面白かった。

 

 ああ私は 今上手に人間ができているんだと 安堵する。

コンビニというマニュアル化された仕事をしていれば

普通にみられる、問題視されない 生き方ができると悟って コンビニで働いています

 

お前は偽物だと言い当てられた気がして、

私はあわてて表情を取り繕った

ただ周りに合わせているだけなので、どうしてもボロが出てしまいます

それでも 周囲に合わせて生きていきます

 

などなどいろいろあり なんだかんだで最後は

就職活動までするけれど・・・・ って感じで終わります

 

なかなか惹かれる作品でしたね

前読んだ芥川賞の火花よりは格段に読みやすいですし

普通って何?本人が幸せなら結婚してなくても、正社員じゃなくても

いいんじゃない?って今の社会を考えさせられるきっかけになりました