大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009 | TASKeのブログ

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009

越後湯沢駅に着くと、妻夫木くんが迎えてくれた。


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こんな電車なんです。
ヘッドマークが「愛」ですわよ。

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大地の芸術祭、どんなお祭りかは公式ホームページをご覧いただくとして、
6地区、760km2という東京都に匹敵する広大なエリアに約350点のアートが
集落や田んぼ、空家、廃校に展開されてます。

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ここに日帰りで行ったです。
現地での移動手段は徒歩のみ!
マップの「まつだい」って駅の周辺、□で囲われてますでしょ。
この小さなエリアだけで終了。
といっても山あり、谷あり、田んぼあり、商店街ありの中、約50点のアートを鑑賞。

結論から言うと、「すげーよかった!」です。
美術館というハコからアートを解放すると、
こんなにもヒトの五感を揺さぶってくれるものなんだなと。

里山の美しさや空気そのものが展示空間。
その中に人なつこい地域の人々との協働が育んだモノ、コトがある素晴らしさ——。
いやいや、知ったかぶった能書きたれるよりも、
遊び心いっぱいの作品にゲラゲラ笑いながら、
ちょっと誇らしげな地元のおばちゃん、おじちゃんの案内に耳を傾けた方がいい。

たとえば、電気屋の2階がアスレチックコースとか
(畳の上にタイヤが積んであったり、天井からブランコぶらさがってたり)。
写真では見えないけど、2階の左の窓の奥、小学生がうれしそうにブランコ乗ってる。

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森の中にドイツに関する図書館が現れたり(中の本はちゃんと読める)、

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こんなお城も、

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中に入ると、全フロア、キンピカ!(照明シャンデリアだし)

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赤ふん軍団の、

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この益荒男ぶりときたら!

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そして、このネーミング。
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なんか、すごーく元気をもらいました。

過疎の問題や、集落の中でも温度差があることとか、
もろもろの問題はあるにしても、

「第三者に見せることだけを目的に飾るのはなくて、
集落内で飾り合うことを楽しんだり、
皆で飾ることの気持ちを喜んだりすることの大切さをきちんと理解していて、
改めて凄いなって思いました。
そうした気持ちは芸術にとっても本当に大事なことで、
それをなくしてしまったら芸術はただのイベントや商品になってしまう」

と、キジマ真紀さんがブログに綴っていたように、
ちゃんと地域の人が楽しんでいるのが伝わってきた。それがうれしかった。

3年後にこのお祭りがどうパワーアップするのか、今から楽しみです。


※ちなみに、日帰りならJR東日本がとてもよろしき企画商品を出してくれてます。
通常なら新幹線で東京~越後湯沢が片道6290円かかるところを
まつだいまでの往復乗車券、新幹線指定席、
トリエンナーレのパスポート(3500円)、
シャトルバスの乗り放題(3000円)まで付いて、1万2400円!
朝6時半の「たにがわ(上越新幹線の各駅停車)」指定ですが、めっちゃお得です。
9月13日までの土・日、一日のみ有効。急がれよ。