今回は204ページ中の19ページから20ページです。
次回から第一章第一節に入ります。

 

――ここから――

 

ところが、今の信者たちは、エバを誘惑した存在が、本当にヘビだと思っている。しかし、そのヘビという動物には、最初から、人を堕落させる権限など無かった。何故なら、人は、万物を主管するように創造されていたからである。サタンは、それを知っていたはずである。従って、そのようなヘビを使って、エバを誘惑しようとは思わなかったであろう。人を誘惑しようとすれば、もっと格の高い存在が必要である。それは常識的に考えても分かることではないだろうか。今まで、このようなことを明確にすることができなかったのは、神様の原理や摂理が明かされてこなかったためである。

しかし、今、それが明かされる時となった。今まで明かされてこなかった創造原理と堕落原理が明かされてこそ、神様のみ旨が成就されるその時期になったということが分かるのであり、また、今までこの世を取り戻そうとしてこられた神様の摂理の根本が、神様の愛であったということが分かるのである。今こうして、神様の愛を必要とする終末という時代に到達したため、神様の原理や摂理の内容を、何としても全天宙に発表しなければならないのである。

無形世界に居られる神様は、初めに天使などを創造された。その後、天の無形世界の影として、有形実体世界の創造を始められた。有形実体世界を創造される前に、天使を創造されたのは、有形実体世界の創造を手伝わせるためであり、また、報告や連絡をさせるためであった。そのような天使たちの中心、即ち、天使長が、逆賊の道を行くことになるルーシェルであった。

天使たちは、神様の理想を展開しようとするその有形実体世界おいて、み旨を手伝う存在でもあった。こうして、有形実体世界の理想が実現するときに、天使世界にも理想が付与されるようになっていた。しかし、天使たちは、このような神様の創造の根本意義を知らなかったのである。

有形実体世界が、神様の理想通りに実現されることによって、神様はもちろん、天使たちまでも喜び、全天宙が喜びに満たされるはずであった。しかし、この目的が、まだ達成されていないときに、堕落という不本意な出来事が起こってしまったのである。これは、ルーシェルの行動によるものであった。この行動こそが、人間の苦悩の始まりとなり、地獄の始まりとなり、罪の始まりとなったのである。

神様が人と万物を創造されたその本意は、ご自身の形態と性質を展開することであった。このように創造された全てのものは、個性真理体となるのである。それゆえ、個性真理体には、根本真理体である神様の形態と性質が十分にあらわれていなければならない。

神様は、真理の根本であるため、唯一であり、永遠であり、不変の存在である。それゆえ、人や万物にも、真理の三大要素である唯一性、永遠性、不変性が備えられていなければならない。そうであってこそ、理想的な生存形態が保障されるのである。そのために、神様は、人と万物を個性真理体として、ご自身の形態と性質があらわれるように創造されたのであり、蘇生、長成、完成という段階的な成長期間を経るようにされたのである。

つまり、まとめると次のようになる。個性真理体は、蘇生、長成、完成という期間を通過しなければならない。また、個性真理体には、唯一性、永遠性、不変性が備わっていなければならない。このような存在であってこそ善に属し、理想的な存在だと言えるのである。

 

――ここまで――

 

2019.2.18 更新:原理原本の直筆版と比較して修正し、更に、分かりやすい表現に変更しました。

 

2020.9.10 更新:さらに分かりやすく変更しました。

 

2021.1.22 更新:さらに分かりやすく変更しました。