楽曲コンペシステムの悪と音楽家の育てない時代-1- | タスマニアンデビルのブログ

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コンペシステム



様は日本中のフリーの作曲家や、作曲家をかかえている会社に楽曲募集の連絡が来ます



「アイドルの~が秋に出すアルバムの曲を募集しています。

メディアムテンポ、走り出すような疾走感のある曲、AKB48の「言い訳MayBe」のようなアップテンポ感の曲。
締め切りは9月末日」



というような打診がきて、みんなそれに対して曲を書きます。



有名アイドルとかだと200曲くらい集まる曲を、ざざーっと聴いて選ぶ。



毎回それです。



なので、たまに誰かのアルバムとかをみてると、作曲者とか作詞者がバッラバラっていうものがあったりしますが、それはいっきょくずついろんなとこからきた曲や詞を採用してるからなんですね



これで何故作曲家が育たないかというと



よほど気に入ったりしない限り、同じ作曲家を使うことがなかなか無いんです。



アップテンポを探していたら、アップテンポが得意な作曲家に、



ダウンテンポを探していたらダウンテンポが得意な作曲家に、たのむことになります



むかしは、そのアイドルの曲やアルバムをこの人が担当プロデュースするとなったらその人が一貫してやったりしていました。



そうすると場合に寄っては不得手な曲の方向性にも挑戦することになる



と、まあ成長するんですよやっぱり



いまは、それが出来る奴やつにそれしか頼まない世界なので、だーれもが同じ才能のまま、進化せずにその仕事をしていっています



なので、コンペ形式の土台がある以上、小室哲哉のような作曲家は絶対に育ちません



なので、20年後くらいに、小室さんクラスの知名度の作曲家は、なかなか存在しにくい状況です



それでも、若手の人は採用されるだけでうれしいので、どんどん募集します



そして、もし決まっても、データのやりとりだけで、歌うアーティストにも、作詞家にも誰にも会わずに仕事がおわるなんてこともざらです



ものをつくることが出来るひと、というものが、まったく今は尊重されていないんですよねー...



作曲出来るなんて、本当にかなりの特殊技能なんですが、基本的にそれで採用になっても、その時点では一円ももらえません。基本は。



それが売れたらはいってきます。



でも、コンペ募集だとほんとうに制作費自体をだしてくれることはまれです



おかしいですよねこれ?



芸術作業をして作品をつくって渡したのにその時点で一円もくれないって。




でも、そういうものだという甘い認識がはびこり、もはや誰も異を唱えない状況になっています



コンペの悪についてはまた是非書いて行きたいと思います