こんにちは、tasanです。
何度もまとめていますが、改めて経済とは何か、まとめたいと思います。私はこういう、要はこういうことだよね、という圧縮ばかりですね。わかりやすさ特化と考えているので。
それでは、経済とは何か?
経世済民とか、語源をたどると、どんどんブレていくので、数字がいいわけで、統計の指標を使うとブレません。
というわけで、経済の指標と言えば、まず思いつくのは経済成長=GDPが増えることを言います。
だからGDPって何なの?という話に切り替わるわけですね。
別に他の指標を思いついてもいいです。ひとつひとつやっていくだけですし、GDPの話が外せる、無視できるわけでもありません。多分、最初は10個も普通は指標出てこないでしょう。全部やればいいんです。見ていけばいいんです。
ではGDPとは何かって話なんですが、これでいつも私が説明している通りの話につながるわけです。
一般的にGDPとは付加価値の総和と言いますが、そういうわけのわからない話は置いといて、まずこれは所得倍増のことを言います。
GDP倍増=所得倍増
これです。GDPは国内の総所得なので、GDPが増えることはまさに所得が増えることです。
GDP=国内の総所得
国内の、というからには国外の総所得もあります。だから、本当の総所得はGNIと言います。
GNI=総所得=国内+海外
こういうわけですね。この国内分がGDPであり、基本的にはずっと1%程度です。ただ、近年は急激な円安の影響で5%程度に変化しました(頭の片隅くらいでOK)。
というわけで、
GDI=総所得
GDP=国内の総所得95%
経済成長=GDPが増えること=国内の総所得が増えること
というわけです。これが当たり前ですが、定義からだけの話、その1、ですね。
だから、各国のGDPとは、その国の国内での所得倍増の程度を表しているわけです。逆に言えば、どこの国でも所得倍増しているんですって話ですね。GDPゼロ成長とは、所得ゼロ成長って話ですね。
それで、GDPとは国内の総所得ですから、GDPが2倍になったからとはいえ、本当に全員が所得倍増したか?とは言えません。格差がありますからね。だから平均所得とか、所得の中央値とか、逆に下がってないか?とか確認も必要なわけですね。
あれ?総所得は2倍になっているのに、国民の中央値が下がってるの、おかしくない?みんなが平均的に所得倍増しているんじゃなくて、格差が増えて、上が独占してる形になってるよね?
って話にもなりかねないわけです。GDPをただ人口割した平均所得=一人当たりGDPでは。
総人口じゃなくて、労働者だけの平均所得の方がまだ判別できたりしそうですね、とこういう風に数字と指標を使っていけるわけです。
さて、もうひとつの記事としては話が長くなってきましたが、まだGDPの定義の基本は1つだけで、じゃあ付加価値とは何か?
こちらは売上のこと。だからGDP倍増とは売上倍増のことでもあります。
付加価値とは、中間売上を除いたものなので。言うなれば、連結企業の売上を算出するときに、重複する売上を除外したようなものです。だから付加価値とかいう面倒くさい言い方をしていますが、売上でいいわけです。
GDP倍増=売上倍増
GDP=国内の純売上
GDPゼロ成長=売上ゼロ成長
だから、付加価値とは、付加価値をつけろ!みたいなふわっとした概念的な話ではまったくないんですね。売上つけろ!と言ってるわけです。点とれ!ホームラン打て!みたいな。そんなん応援ファンの観客みたいなもんで、そんな監督いたらたまったもんじゃないですね。テレビでやってたら政治バラエティ世間話みたいなもんです。
さらに、GDPは総需要とも言います。これは普通の言葉の定義ですね。これも何かっていうと、
GDP=国内の総所得
国内の総所得=総需要
国内の話に限って、と何回も言うのが面倒くさいので、ここを、国内を起点する話が多いから、
「国内の総所得を、総需要にした」と考えて差し支えないでしょう。
だって、ここから、内閣府の国民経済計算を見ると、GDP総需要の下段は、
GDP=総需要
総需要=国内+国外
総需要=国内需要+国外需要
総需要=国内需要+海外需要
同様に国内と国外に分けた構造になっているだけです。あとは、需要=ニーズと言い換えて「国内ではこれだけの需要があった」=「これだけの支出があった」という言い方ができるから「需要」という言い方に変換した、という言葉の使い方もあるでしょう。
いまここで私が説明していますが、そういう説明は見たことないですから、いきなり見るとわけわからないことが多いわけですね。だから私は私の何年分ものショートカットを皆さんに提供しているつもりです。面倒くさい経済学に振り回されないようにですね。
というわけで、GDP=総需要ですから、ここからも最初に戻って、同様に、ゼロ成長=需要ゼロ成長、ということが言えて、それが30年も続いているのだから、日本はずっと需要不足である、ということが言葉の定義だけから言えるわけです。
だから労働力ガーとか人口ガーとかじゃまったくないって話ですね。需要がない、という話なのです。それが前回の記事のお話でした。
では、需要のないときはどうするのか?そのためには、、教科書的には、、そもそも需要がないとは、GDPがないという意味だからどういうことか?、、
とかなっていくわけですね。
今回の記事はここまで。いかがでしたか?
>> 余談
やっぱり説明を加えると一記事では間に合う話ではまったくないですね。講義みたいになってしまいます。
説明なしでマインドマップ的に手元でメモ書きをすれば、一瞬ですっ飛ぶ話ではあります。
1.経済とは結局何なのか?
2.GDP、政府支出、国債発行、通貨発行
3.余談:税金=調整
4.人口減少、GDP比、悪化してきたのは
5.国の借金ガー。そも増え続けてきたことしかない
6.やらないと小国化、安い国
7.需要ゼロ成長なのに、人口ガー、労働力ガー、財源ガー、円安ガー、金利ガー、ガーガー
8.お金は各国で作っているだけ
9.話の通じない無敵の人たち、発狂する移民と何が違う?
これだけでも本が書けそう&これでも短文ワードで端折って圧縮してますが、まぁ。ネットで10年以上発信を続けてますが、もうロクな反論がなくなってきました。積極財政のコアユーザーの方も、適当な緊縮派と違い、私と違った方面の知識もつけ、政治家もろくすっぽ、逃げ出して炎上芸ですね。
商工団体での会議も経験したのでわかりますが、苦手な人が詳しくなるって、指摘されたからって、正直ありません。だから、変なパフォーマンスに走るのだと思います。それが自分にできる仕事だと思って=自分が仕事っぽいと思いつくのがそれしかない。
仮に、まじめに取り組んでも時間がかかります。れいわの山本太郎代表以外の議員も、積極財政の発言をビシバシやるのに、時間かかりましたね。
だから、ほかの政党はまず無理だろうなと。自主的に手を動かしたりして勉強する人が一番強くなるのだと思います。今なんてAIがあるのだから、ネットで見たことを質問しまくって、とか楽なんですけどね。まぁ経済はまだまだトンチンカンなので、今回の記事のような内容を出力できるか?と言えばまだまだ先でしょうが。
と余談が長くなりました。たまの更新でありました。以上。