遅くなりました。月末に予定が重さり重なり。JCIの小学生相撲全国大会の引率してました。いや、言い訳ですが汗


これ以上遅くなるのはあれなので今回はさくっと。


あと、以前のGDPのまとめ記事やらたまに日付更新でトップに持ってきたりしようかと考えているのでご了承ください。


では今日の本題です。図はクリックすると拡大します。


物価と失業率の関係

物価と失業率の関係


俗に言うフィリップス曲線です。物価と失業率は反比例する関係を表しています。あ、日付が・・・5月31日→6月31日に・・・まぁ見なかったことに笑


緑が5月で、赤が今回発表された6月データです。赤い近似曲線に戻ってきましたね。失業率は少し下がった、と言える感じでしょうか。誤差(ノミ)みたいなものですけど。


赤い近似曲線を見ればわかるとおり、まだまだ下がります。報道するなら3%を切ったり、2%付近に近づいたら、それはそれは大々的に報道すればいいと思います。しかし


有効求人倍率1.19倍に上昇 5月、完全失業率は3.3%
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS26H18_W5A620C1MM0000/

総務省は「雇用情勢は引き続き改善している」との判断を示した。


うん、寝言は寝てから、ですね。世の中大変だというときに。さっさと3%を切れ、という話しです。こんなんじゃいつになったら切るんだか。


ちなみに私の言う「切れ」は、いつものごとく、政府が支出を増やし、GDPを増やし、物価を増やし、失業率を下げる、という流れを言っています。政府の財源は日本銀行のマネタリーベースより。超お金刷ってますから。


さて、推移も見てみます

物価と失業率の推移

物価と失業率の推移


フィリップス曲線は直線でなく曲線なので、推移図もそこまで単調ではないです。しかし、失業率の動き見るとわかりやすいですね。95年に失業率は3%を超え、97年に消費税5%になると、急に失業率が上昇しました。


消費税もいい加減にしろ、って感じですね。減税しただけで歴史に名を残せそうです。


物価に目を向ければ、81年から、5%に至ったことが一度もありません。さきほど政府支出が、と少し書きましたが、つまりは政府は80年代から既に政府支出を削減していたことがわかります。


90年にバブル崩壊とよく言いますが、80年代も実は苦しかった方も多かったのではないでしょうか。おそらく90年にバブル崩壊という極端なハードランディングをしたのは、こうやって国民の体力を奪っていったから、というのも一因にあるかと思います。

そしていまだに回復・・・デフレから脱する購買力を多くの人が持てない、と。


私としては早く安倍政権終わらないかな、という感じです。経済オンチ政権はもうたくさんです。

私の作るようなグラフは、データをダウンロードして、エクセルで前年同月比とか前年比のデータでグラフ作ってるだけ。世の中の研究者の皆さんからしたら稚拙もいいところです。

約束を翻す言葉遊びばかりで、数字、統計は見ない。そんな政治家が量産されて本当に困ります。

しかし、そんな政治家も国民から輩出されます。そんな人が増えませんよう、皆様のまわりから単に事実を広めていただければ幸いです。


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今回使ったデータは以下のとおりです。


平成22年基準 消費者物価指数 
http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.htm

労働力調査(基本集計) 
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/