先日物価と失業率について書きました。

今度は物価と借金についてです。正確に言えば、、、まずは以下をご覧下さい

物価と給与の推移

まず見ての通り、給与も物価も上がってきたのがわかります。1970年に100円だったのが、1990年には300円ほどです。しかしそんな物価以上に給与は500円、、じゃない、5倍ほどになっているのがわかります。

つまり、給与は物価以上に上がります。緑は給与が物価の何倍かを示す実質賃金ですが、最近は1.4倍ですね。これは1970-1973年に一気に駆け上がっています。好景気だったんですね。

しかし、1997年に消費税が5%になってから、初めての猛烈な下降を見せています。いかに消費税が劣悪だったのかがわかります。ちなみにこのグラフは2013年までなので、消費税8%のデータは載っていません。

さて、1997年にまた戻ると、物価はあまり下がってないですよね。6%くらいです。主に下がったのは給与で、500から400に下がっています。500から見ると20%ダウンです。そりゃ景気が悪くなります。

さて、閑話休題。最初の話に戻ります。

借金の話ですが、1970年に100万の借金があったとして、1990年には稼ぐ力が5倍になっているわけです。これ、返済するの5倍楽ですよね?実質借金が5分の1になってしまったようなものです。

そう、最初に物価と借金について、物価が上がると借金が減る、と言いかけましたが(タイトルで言ってる)、正確には給与水準が倍増したことで、借金が目減りするんです。

まぁ20年借金返済を待ってもらって、給与水準うん倍になったら返済を開始します、という話は現実にはないですが、それでも楽は楽ですよね。物価が上がっていればだんだんと楽になっていきます。物価と給料はきっちり連動していますから。

物価と給与の関係

↑給与18%くらいのところに点が離れていますが、歓迎すべき異常値ですね。物価6%のときに給与18%UPした時代ですから。そしてそんな異常値を除くともっと一致度が上がります。

しかし、これの恐ろしいところが、逆に物価が落ちている場合です。2つのグラフをみてわかるとおり、物価が落ちると給与がそれ以上の早さで下落することです。

傾きが0.6ということは、給与が1増えるとき、物価0.6増えるので。逆もしかり。これを長期的に眺めたのが最初のグラフになるわけですね。1970-1990年は増えた、1997-2013は減った、と。

給与が減ると、返済が余計に苦しくなります。増税などするものではない、と言えます。何かおかしかったらコメントください。

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