先日、2015年2月末に発表された最新の物価と失業率をグラフ化しました。
http://ameblo.jp/tasan-ame/entry-11996491027.html

物価と失業率の関係

物価を上げれば失業率が下がる、というのがフィリップス曲線の骨子でした。ですが、増税で強制的に物価だけ上げても失業率は下がらないよというのが前回の話でした。

では増税によらずに物価を上げるためには?物価を連動している指標を実は失業率以外にもあります。例えば経済の代表的な指標であるGDPです。

GDPと物価の関係

見ての通り、GDPが増えると1年後の物価が増えています。もちろん同年度の物価でもいいのすが、1年後の物価の方がよく一致するのでこちらを上げました。

GDPと物価の推移

推移にするとこの通り。よく連動しているのが見て取れます。

ですから、GDPが増えると物価が増え、物価が増えると失業率が下がることがわかります。そして現在はGDPが2015年3月2日現在で、

2014暦年(前年比) 1.7%
2014年10-12月期前期比 1.1%


となっています。上の推移と比べてみると相変わらずの低空飛行をしていることがわかります。これでは失業率の低下など見込めません。いくら報道で雇用が改善しただのいっても、誤差もいいところ。張子の虎?で頼った狐が痛い目を見そうです。

ちなみに、名目GDPも消費税増税による強制的な上昇効果が入って上記の数字です。


では次は、どうしたらGDPが増えるかです。それはまた明日。

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