12月26日にまた発表されますが、手持ちデータということで上げます。
赤色にして、物価と失業率のグラフを前年同月比で作成しました。
ひとつは2014年を赤にしたもので、もうひとつは2013年からを赤にしたものです。
増税をしていなければ一応順調に物価の上昇と共に失業率が下がっていたと言えます。消費税の増税で、失業率下がらず物価だけが右にスライド、急上昇しているのが見てとれます。
なお私は、物価が上がったおかげで失業率が下がったのではなく、恒常的な政府支出(公務員給与や公共事業費、軍事費や教育費等)のおかげで、マネーストック(民間のパイ)が増えるため、じりじりと回復している、と考えています。
何にせよ、増税は余計なことをしただけ。今後のフィリップス曲線を右に平行移動させ、グラフを汚したものと考えられます。見た目からもスライドして外れているのがわかりますが、相関係数も、3月までのものと10月までのもの(グラフの値)を比較すると低下します(3月までならR2=0.8908だった)。
そして竹中平蔵の関与した政府発表の平均概念(過去10年平均)による完全失業率は4.4%なので、政府(竹中平蔵からすれば「現在の自然な失業率は4.4%であり、10月は3.5%だから、充分に低い。今失業している人は、失業したくてしているのだ。」ということになります。
普通にフィリップス曲線を見れば、物価が20%あたりから下がりだした、最大の好景気のあとの時代ですら失業率は2%です。1971-1974年前半は1%ですし。自然な失業率とはこのへんの好景気時代の失業率が基準でしょう、常識的に。1990年から日本はデフレですから、10年平均では2004年からで、デフレ時代の失業率平均です。何が自然な失業率か。
また、そう発表する、対策をしない、言い張る時点で、フィリップス曲線を無視していることになります。何しろ、完全失業率が1%2%まで低下しない、これが自然だ、これが底だ、と言い張るんですから。平均概念という、一聞ではよくわからない造語を作り出してまでです。
フィリップス曲線は経済の常識だと思うのですがいかがでしょうか。
物価
http://www.stat.go.jp/data/cpi/
失業率
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki
赤色にして、物価と失業率のグラフを前年同月比で作成しました。
ひとつは2014年を赤にしたもので、もうひとつは2013年からを赤にしたものです。
増税をしていなければ一応順調に物価の上昇と共に失業率が下がっていたと言えます。消費税の増税で、失業率下がらず物価だけが右にスライド、急上昇しているのが見てとれます。
なお私は、物価が上がったおかげで失業率が下がったのではなく、恒常的な政府支出(公務員給与や公共事業費、軍事費や教育費等)のおかげで、マネーストック(民間のパイ)が増えるため、じりじりと回復している、と考えています。
何にせよ、増税は余計なことをしただけ。今後のフィリップス曲線を右に平行移動させ、グラフを汚したものと考えられます。見た目からもスライドして外れているのがわかりますが、相関係数も、3月までのものと10月までのもの(グラフの値)を比較すると低下します(3月までならR2=0.8908だった)。
そして竹中平蔵の関与した政府発表の平均概念(過去10年平均)による完全失業率は4.4%なので、政府(竹中平蔵からすれば「現在の自然な失業率は4.4%であり、10月は3.5%だから、充分に低い。今失業している人は、失業したくてしているのだ。」ということになります。
普通にフィリップス曲線を見れば、物価が20%あたりから下がりだした、最大の好景気のあとの時代ですら失業率は2%です。1971-1974年前半は1%ですし。自然な失業率とはこのへんの好景気時代の失業率が基準でしょう、常識的に。1990年から日本はデフレですから、10年平均では2004年からで、デフレ時代の失業率平均です。何が自然な失業率か。
また、そう発表する、対策をしない、言い張る時点で、フィリップス曲線を無視していることになります。何しろ、完全失業率が1%2%まで低下しない、これが自然だ、これが底だ、と言い張るんですから。平均概念という、一聞ではよくわからない造語を作り出してまでです。
フィリップス曲線は経済の常識だと思うのですがいかがでしょうか。
物価
http://www.stat.go.jp/data/cpi/
失業率
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki