「古戦場公園の築山切土造成工事再検討」について②市長方針 2023年12月議会
市長のマニフェスト・施政方針等について
「見える」 「届く」 「変わる」を掲げて当選した市長にまちづくりビジョンの基本的な考えについて前定例会(10月議会)
での市長答弁を受けて、まずは次の4点質問をする。
Q田崎
⑶ 「古戦場公園の築山切土造成工事再検討」について
『「(少しでも工事費を低減できないか」「子ども達の遊び場を確保できないか」との市民の要望を受けて築山の在り方について再検討する』としていたが、結果として令和5年11月17日に「当初の計画どおり実施する」とした。市長はこれらの市民要望に対して、再検討するとした公約は達成できたと考えるか。
A市長
3点目について、私は、市長選挙において「古戦場公園の築山切土造成工事の再検討」を掲げ、市民の声を受けて築山を残すかどうかについて、短い期間の中ではありましたが、文化庁の考えや過去の経過を今一度確認した上で、しっかりと再検討しました。
まず確認できたことは、築山を残すためには『古戦場公園再整備基本計画』及び『史跡長久手古戦場保存活用計画』の変更が必要となり、文化庁の市に対する補助金や助言に影響が出るという点です。これに伴い、ガイダンス施設を含む再整備事業の工程に大幅な遅れや計画変更に伴う経費の増額などの影響が生じることが分かりました。ガイダンス施設の建設工事は、元々令和2年度から始まる予定でしたが、市の財政上の理由から先送りをした経緯があり、さらなる延期の場合、本市に対する文化庁の協力が難しくなる状況があります。
これらの点を踏まえて総合的に再検討した結果、スケジュール面や経費面など多くのデメリットが生じるため、当初の計画どおり築山切土造成工事を実施することと判断しました。
Q田崎
「さらなる延期の場合、本市に対する文化庁の協力が難しくなる状況があります」→文化庁発言なのか想像なのか。
Q担当部
文化庁の発言である
ポイント①
・築山切土工事は市費であり、事前に文化庁の補助金助成金とは別物(条件ではない)と説明を受けた(5月9日)
→「文化庁の市に対する補助金や助言に影響が出る」との答弁には矛盾があり説明がないままである。
ポイント②
築山を1412万円の予算をかけて削ってしまうことについて、市長は「少しでも工事費を低減できないか」「子ども達の遊び場を確保できないか」との市民の要望を受けて築山の在り方について再検討する』としていた。市民の中には
(折り合いをつけてくれるのでは)と市長の公約に期待した人もいると思うが、結果として、市民の声に向き合えたのかという点で、→再検討→現状維持としたことについて一定のけじめとして市長から市民に説明しなければならない。