事業場排水(主に飲食店)の水質検査について 令和4年12月議会 一般質問QAメモ  | 田崎あきひさオフィシャルブログ「出かけたさきでちゃりんこブログ」Powered by Ameba

事業場排水(主に飲食店)の水質検査について 令和4年12月議会 一般質問QAメモ 

事業場排水(飲食店)の水質検査について 

 

長久手市は年1回市内すべての事業場の中から抽出して事業排水の水質検査(のお願い)をし、グリーストラップ等除外施設の使用状況の確認をしているという。

※グリーストラップ(厨房の排水がそのまま下水に流れないように「油分をせきとめ分離する働きをする設備」

 

Q 事業場の数と年間検査数(抽出数)の推移はどうか。

A 市内の下水道を使用している事業場で除害施設を設置しているのは、約340か所あり、そのうちグリーストラップを設置しているのは、約240か所。

過去3年の年間検査数の推移は、飲食店を中心に毎年80か所を抽出し、水質検査を実施している。

 

Q 水質検査結果、除外施設の使用状況についてどうか。

A 令和3年度の水質検査の結果は、基準を満たしていない事業場が80件中62件見られることから、除害施設の使用状況について適正な維持管理ができていないと考えられる。

 

Q グリーストラップの設置は義務か。その根拠について

A 下水道法第12条では、「条例で、下水による障害を除去するために必要な施設を設け、必要な措置をしなければならない旨を定めることができる」となっている。本市では、それらに基づき、下水道の機能及び構造を保全するため下水道条例第9条及び第11条で、グリーストラップ等の除害施設を設け、必要な措置を講じなければならないと定め、水質基準についても明示しています。

 

Q 水質検査について飲食店を中心に80件を抽出して検査、この5年間で4回検査されたという店→抽出方法はどうなってる。

A 抽出方法については、前年までの検査で油脂分を多く排水しており下水道管を閉塞させてしまう危険性があるため、毎年の検査が必要と判断した飲食店(約30件)をピックアップし、それ以外の飲食店(約50件)をランダムに抽出している。

 

Q 水質検査1件あたりの費用はどれくらいかかり誰の負担か。

A 単価14,000円。 入札をしている。市の負担である。

 

Q 水質検査の結果。条例に定める基準を満たしていない事業場が80件中62件見られる。条例では罰則→過料5万円、科したことあるか。油脂で下水管を詰まらせた例は。

A 過料を科したことはない。下水管が詰まったことはあるが事業者が特定できない。

 

 

ポイント:排水の水質維持が課題 強く改善命令していない。事業者が負担の不公平感を感じないよう的確な指導