2022年9月議会 年度途中のごみ袋の値上げ提案等についてQ&A | 田崎あきひさオフィシャルブログ「出かけたさきでちゃりんこブログ」Powered by Ameba

2022年9月議会 年度途中のごみ袋の値上げ提案等についてQ&A

年度途中のごみ袋の値上げ提案等について

 

Q令和3年8月号の広報誌でごみ袋の大幅な増額案が公表されたが、当初予算の議案や記者発表資料、市長の施政方針においても触れられておらず、全戸配布チラシの作成配布費は当初予算には計上されていない。既決予算の流用により実施されたもので、市民に大きな影響のある事業については、予算計上、発表、議会の審議、議決の正式な手続きを経た上で実施すべきという点についてどう対応するのか。市の見解を問う。

Aもえるごみ袋増額の全戸配布チラシは、当初は広報の紙に掲載を予定していましたが紙面の都合上掲載できず、「急遽やむを得ず予算流用した」。「事業の予算化については、市民への影響の有無にかかわらず、正式な手続を経て進めるべきであると認識している」「今後はそのように努めていく」

 

Qごみ処理経費において財源が不足する場合の財源確保として手数料の増額を考えるのではなく、市が実施している任意の事務を総点検し、ごみ処理のために不足する財源に配分替えを行うことの検討も必要だという点について市の見解を問う。

Aごみ処理経費において財源が不足する場合は、「必要に応じて市の財源の配分替えの検討も必要かと考える」が、今回もえるごみ袋増額を検討する目的は「ごみを減量すること」であり、「施策を実施するための財源確保」ではない。増額により家計の負担を軽減しようとする動機付けが生まれ、その結果としてごみ減量が期待できることから検討しているものである。

 

Aくらし文化部次長 監査は予算が不足するなら予算の組み換えでと言っているが、あくまでもごみ袋の増額はごみの減量化が主目的と考えている。環境省の一般廃棄物処理手数料の処理の有料化の手引きにおいて市町村が一般廃棄物処理を有料にすることはの廃棄物の排出抑制や資源循環の推進には有効なツールであると示している。国民の行動変容を促すことが可能であると国としても推進している。 

 

ポイント:市は、ごみ袋増額することはごみ減量のための手段であるという、監査の意見は、ごみ処理経費において財源が不足する場合の財源確保として手数料の増額をするのは違うという→平行線。

 

Qごみ袋の値上げ以外においても、近年、施設使用料の改定やN-バス料金の見直し、古民家の移築など、市の検討が不十分なことで再検討することとなった事例が多く発生している。再検討を行うには、人件費を含め、更なる経費の支出が発生している。市は、財政状況が厳しく施策に振り向ける財源が少ないと言っておきながら、こうした再検討のための無駄と考えられる経費の支出をどう説明して行くのか。市の見解を問う。

A市の検討が不十分な事例が多く、再検討の経費がかかっているとの決算審査意見書でのご意見ですが、市議会でいただいたご意見等も踏まえ、社会情勢の変化等に対応し、より効果的な事業となるよう「検討を重ねるプロセスは必要である」と考えている。また、決算審査意見書では、政策や施策の立案にあたり、みんなでつくるまち条例や総合計画に掲げた公正かつ透明性の高い市政運営を徹底するようにとのご意見もいただいたので、今後も、公正かつ透明性の高い市政運営に努める。

 

Q市民生活に大きな影響のある事業の予算執行が、流用という市の内部の判断で実施されている。市が考えていること、検討していることは、調査費、検討費として、金額の多寡に関係なく全てを予算に計上、議案書に記載し、予算発表時の資料に載せるなど、市民に分かりやすく丁寧に説明すべきであり、議会の審議、議決を経ることが必要だという点についてどう対応するか。市の見解を問う。

A当初予算に計上していない事業を行うには、補正予算を計上し、議会の議決を経ることが基本。

予算の流用は、安易に認めているのではなく、行政サービス上、緊急かつやむを得ないものについて認めてる。

 

ポイント:大きな影響のある事業の予算執行が流用という市の内部判断になっていること、検討していることは調査費・検討費として補正予算云々ではなく、予算発表時に資料に乗せることが基本だという指摘がある。

 

Qこうした再検討のための無駄と考えられる経費の支出(人件費を含めさらなる経費の支出が発生している)に対する市の考えは、無駄な税金の支出ではないという主張でよいのか。 

A総務部次長 財源は税金が主なので再検討にならないよう事務は進めていきたい。