長久手市長期財政計画によると2031年度(令和13年度)以降に新庁舎整備ができるかどうか・・・
当初20年スパンの計画を作るとしていましたが、10年の計画となりました。
2021年度(令和3年度)~2031年度(令和13年度)までの計画です。
市では諸々の計画を作る(委託)すると100万円単位で税金を投入するのでせめて有意義なものであってほしいといつも思っています。
この計画では・・・
【新庁舎及び総合体育館整備の実施時期】
①施設整備時に 3,897,400千円の基金が必要。
②現在の基金残高の状況は、令和 2 年度末時点で、公共施設等整備基金及び公共施設等管理基金合わせて 1,764,018 千円(庁舎整備分は約 10 億円)。
③現状では整備に必要な基金が約 27 億円不足する状況。
④毎年多額の積立金を準備する必要がある。原資は、既存の経費を削減して捻出する必要がある。
【長久手市財政計画/積立ての目安】
①財政調整基金:当面の間 10 億円程度を維持する
②公共施設等整備基金:令和 13 年度ごろまでに 20 億円程度(新庁舎整備)
③公共施設等管理基金:令和 16 年度ごろまでに 12 億円程度(文化の家改修事業、小中学校空調改修)
《新庁舎建設及び総合体育館整備については実施時期を分散する必要があり、まずは新庁舎整備を先行することとし、既に基金に積み立ててある約 10 億円に、約 10 億円程度の基金の積み増しを行った上で、令和 13 年度以降に新庁舎整備を完了すること(つまり10年ない)を想定します。
その後、さらに基金の積立てを行い、その状況を勘案して総合体育館整備を行うこと(つまり庁舎が整備されるまでない)とします。》
だそうです。
長久手市が2028年度まちづくりの根幹の計画とする第6次総合計画に明記していた新庁舎建設及び総合体育館整備について、期間内にはまったく達成しなかったということになります。
これは緻密さ本気度が足りなかったといえばそれまでですが、ポストコロナの公共施設(特に役所について)のあり方、規模感を再考し良い事例を取り入れようとするきっかけになれば幸いです。
https://www.city.nagakute.lg.jp/soshiki/somubu/zaiseika/1/1/zaiseikeikaku/1461.html