あいちトリエンナーレ2019 | 田崎あきひさオフィシャルブログ「出かけたさきでちゃりんこブログ」Powered by Ameba

あいちトリエンナーレ2019

あいちトリエンナーレ二日目に出掛けてきました。
トリエンナーレは毎回チケットを買っています。






愛知ではトリエンナーレが1日から10月まで開催されていて、本当にたくさんの会場や展示がある。
その一部に例の表現の不自由展がった。10階のフロアでチケットを買って8階に降りていくつもの作品を経由してたどり着く一部の空間が問題となっている。

表現の自由展は3日で撤収される前は、
ここだけ「SNSご遠慮ください」と注意書きが貼られていた。個人的には話題となっている像などよりもインパクトある展示が多くあり、いまはシンボル的にそちらの方に声が行きがちかもしれない。その点はこれから他の展示の品についても取り上げられてくるのかもしれない。(もう展示されてないけど…。)いずれ検証もあるのだろう。

ちなみに二日目にいった時は、(河村市長は数時間前に来場されていたとか)チケットを買って入場した人で暴れているような人はいなかった。


表現の不自由展の空間にはいる前に、
「自由をめぐる議論の契機を作りたいのです」
「いまの日本の「不自由」について考えていただければ幸いです。」
といったメッセージが掲示されている。
他の企業や地方公共団体ではNGのでた品を展示する企画なのだから、相当な覚悟と準備と対策が主催者にあったのかと思っていた。
チケットを買って入場している人が、自分の判断で見る見ないを決められなくなり自分の想像と感想を得られなくなったこと自体は残念。
やると踏み切ってからやめてしまったことも残念。

心の問題で、苦しい思いをした人や悲しい思いをした人へ配慮が尽くされていたのか、そういう人に思いを馳せていたかは疑問。

公金で賄われるにふさわしくないのではないかという指摘が多数される前にトリエンナーレ実行委員会運営委員会が機能しなかったのか?ということも疑問。

中止を決める主体が知事(トリエンナーレ実行委員長、河村市長は実行委員長代行)なのか、芸術監督なのかどっちなのかということは疑問。中止自体も日韓関係、不敬、危険どういうつもりどういうプロセスで決定に至ったのかはもう少し知りたい。
いろいろごちゃごちゃと思う。捜査が終わって安全対策したら再開するのだろうか?


余談だけど昔「太陽」という映画を観た。タブー視する声や上映が危ぶまれたけど名古屋でも上映していたことを思い出す。
今回中止の記者会見の映像を何十年後の人が見たら、
アートがテロに屈した的な解釈となってしまいそうな懸念もあるが、10月までトリエンナーレは開催されているので、他のたくさんの展示や作品をたくさんの人が鑑賞されるといい。