美濃加茂市 藤井市長無罪。 | 田崎あきひさオフィシャルブログ「出かけたさきでちゃりんこブログ」Powered by Ameba

美濃加茂市 藤井市長無罪。

美濃加茂市長の藤井さんの無罪。

無罪との見方の声は聞いていたし信じていたけれども、贈賄側が有罪だったので心配でもありました。

受刑者の証言の信憑性について信用できないということが公判ではっきりしたのはよかったですね。
まだ終わったわけではないけれど、「不自然で変遷しており、合理的な疑いが残る」とバッサリ言われ、あらたにそれを上回る証拠は出てくるのでしょうか・・・。
30歳の誕生日も拘束されプレッシャーを受けていた藤井さん。取り調べの体験は大変なものだったかと思います。

藤井さんからどうぞということで、
逮捕~保釈~結審までの本人の手記を転載。


「無罪判決の喜びというよりは、事実がやっと認められたという、どこか迷路から抜け出すことができた。そんな気持ちです。ただ、その迷路の入口と出口の景色は驚く程に違っています。
 市長に就任して、やっと、激動の一年を乗り切った、ほっと息が吐けるかと思った矢先の出来事でした。自分が逮捕されるとは、夢にも思いませんでした。
 6月24日早朝、目が覚めると自宅の周りには夥しい数の記者。まもなく、愛知県警からの任意動向に応じて愛知県警察本部へと行きました。
 事情を聞くと言いながら、頭から自首しろと罵声を浴びせられたことは今でも鮮明に思い出されます。逮捕後も知りうる事実は全て話そうとしましたが、警察・検察は私の話には一切耳を傾けることはなく、私を誹謗するような「市長として若すぎる」「認めることもできないのか」「証拠は全て揃っている、お前が話さなくても事態は変わらない」といったことや、父親が警察官であったことを引き合いに出して自供させようと迫ってきました。また、「美濃加茂市を焼け野原にしてやる」と言った脅迫や「こんなはなたれ小僧を選んだ美濃加茂市民の気が知れない」といった美濃加茂市民を侮辱する発言が繰り返されました。
 21日に及ぶ取り調べは肉体的にも精神的にも辛いものでした。しかしながら、家族や支援者、多くの市民の方の応援のおかげで乗り切ることができました。21154名にも及ぶ署名と数々のメッセージは本当に勇気づけられました。留置所、拘置所の中では毎日毎晩、市長不在による市民の方々への影響や展開する予定だった事業の今後を始め、何もできない自分への無力さと一日でも早く復帰し、市長としての仕事をしたいという気持ちでした。
60日以上の拘留期間、それまで1日も無駄にしないように市長として務めてきたので、その期間はあまりにも長く、「早く仕事に復帰したい。」ただそれだけでした。そのような中でも、留置場をはじめ警察官の方々の丁寧で真摯な対応には、改めて現場で働く人たちの大切さを感じることができました。
 8月25日、弁護団からの請求がやっと認められ、保釈。それまでは限られた情報しか手に入れることができなかったので、市長としての職に復帰する意欲と同時に、どのような思いを市民の方々が抱いているのか大きな不安がありました。
 そんな不安も公務で外に出かけるたびに、子どもからおばあちゃんまで多くの方が「頑張れ」「信じてるから大丈夫」と暖かな声をかけてくださり、本当に勇気づけられました。公判中にも関わらず、こんなにも多くの方に応援してもらえたこと、私は一生をかけてお返ししていかなければならないと心に誓いました。多くの市役所職員、近隣首長はじめ多くの方にも支えられました。
 9月17日、第1回公判。弁護団は大変心強く、私の主張と事実をしっかり確認し、理路整然と主張してくれました。公判が進む中で、今回の逮捕がいかに不当なものであるか改めて確信しました。私が取り調べで検察官から聞かされたことに対する裏付けが無いこと、なぜ、中林氏が贈賄をしたと虚偽の発言をするのかということ、一つ一つが明らかとなっていきました。公判途中に、中林氏と同じ留置場だった人物から手紙をいただいたことには私自身、大変驚くと同時に、真実を明らかにすることへの追い風を感じました。
 12月24日、逮捕からちょうど半年の日に結審を迎えました。公判での主張を多くの方に読んでもらうことで私の無実を確信していただき、この日から市民の方から事件について聞かれることは無く、粛々と新年度に向けての市政運営に取り組んできました。」 以上転載終わり。


市議時代に一緒に勉強会をしていた頃もそうですが、市長になってからも市長職をひたむきに取り組んできたことは想像できます。
よく聞くダメな首長にありがちな?身近な関係者の懐をあたためるのでなく真に地域をよくする為の政治を追求してくれる人だと思います。

今回、たくさん悩んで、苦労した経験を活かしてどんな道に進んでも素晴らしい人生を歩んで貰いたいけど、まずは若い世代の見本となって地方自治、政治家がかっこいい仕事と評価されるように活躍してほしい思いです。

同時に、なんでこんな陥れられるような(私はそう感じます)ことが起きたのか、どういう筋からの情報を鵜呑みにしてしまったのか、報道は偏っていなかったか、若手への足の引っ張りじゃなかったのか、現職でも今後はどんどん逮捕され行政の長不在(停滞)がおこるのか・・・いろいろ真相が知りたいところでもあります。