敬老パスIC化 名古屋市との連携についての質問 | 田崎あきひさオフィシャルブログ「出かけたさきでちゃりんこブログ」Powered by Ameba

敬老パスIC化 名古屋市との連携についての質問

きょうで9月議会が終わり。
私は名古屋市の敬老パス(市バス・地下鉄)について、名古屋市に隣接する長久手市がIC化した敬老パスをこしらえて、
(1)敬老パスをIC化し、名古屋市と制度導入契約を締結し、実費精算方式で制度の導入を図ることに対し、本市の見解はどのようか。
(2)長久手市は名古屋市との敬老パス事業連携の実施に向け取り組む方針か。
(3)名古屋市同様の敬老パスをIC化した際の費用の試算は本市ではどのようか。

という質問をしていました。 
地域のおじいちゃんおばあちゃんから「名古屋市の敬老パスが長久手でも使えればねぇ」という声は多いんです。

この質問にあたっては、名古屋市議の先輩に時間をつくっていていただき、名古屋市の敬老パスを長久手市でIC化を想定したらどうなるかというシミュレーションを手に入れた上で質問に当たりました。名古屋市側からデータを頂いたうえで。

当然長久手市側も(私は8月に質問通告書を提出して質問しているわけですから…)それなりの試算をしてくれたうえで、答弁をしてくれるはず。
そのうえで、「長久手市の財政に鑑み耐えられるんじゃないですか?」・・・という議論をしたかったわけです。

しかしながら、長久手市役所の答弁は、
「名古屋市に具体的に確認したところまだ決定していないとのことでした」
「ICカードの使用等の情報もありませんので、IC化の費用試算はできていません」
というものでした。
いやいや、本気で情報取ったのか?と。 

で、あげく、「名古屋市側が(市バス・地下鉄を)利用してくださいということであれば、向こうから資料を提供するのが当たり前だ」と答弁。
くわしくはここの(29分頃から)
http://www.kensakusystem.jp/nagakute-vod/video/H26/H260909-1.html

これは名古屋市側からしたら、かなりケンカ売ってるなぁと思うでしょうね。(事実怒ってます)
「福祉日本一だ」などという吉田市長のうちはやらないんだなと…。それどころか市民にとって配慮のない雑な答弁をされて心外です。

・・・まず自分とこの情報収集能力についてはどうなってるんだ?
ふつうは、(市民に向けて)「情報不足ですいません」じゃないの?
そんなことはごまかして、なんであんな言い方の答弁をしてしまったんでしょうか。
(あとから少しは反省してくれているでしょうか)


そもそも、私は6月名古屋市議会定例会の議論を受けて名古屋市公共交通の敬老パスIC化の連携について議論をしているのに、
長久手市執行部は、どうもマナカ(愛知高速交通=リニモ)のIC化と話を混同させてしまっていたり、名古屋市バスの長久手市への引込み議論(こんな話は一切していない)を展開して、「おれは20年前から提案してきた(でもできていない→何を自慢げに言ってるんだ)」という議員がいたり、具体的な議論にならなかったなぁ…

名古屋市担当者や時間を惜しんで調べてくれたみなさんにケンカ売ってるなぁ。申し訳ないなぁ。という感じだった。

まずは長久手市内の高齢者外出促進事業を充実すると言いながら、リニモカード交付高齢者優待は2000円→1000円に減らしているし。
市民にとって矛盾してないか。

くわしくはここの(29分頃から)
http://www.kensakusystem.jp/nagakute-vod/video/H26/H260909-1.html


Q. 6月の名古屋市議会定例会で近隣自治体への敬老パス発行の展開について「希望する地域と諸課題の解決を図るべく取り組みたい」という今回大きく踏み込んだ答弁があったことは長久手市民にも反響があった。 
市長のやりくりと本市の財政力からいって導入できると考えるが交渉するしないについて市長はどう判断するか。
A.副市長 様々な情報収集が必要だが、現段階で名古屋市の話に乗っていくかどうかについては、名古屋市側が利用してくださいということであれば向こうから資料を提供するのが当たり前だと思っている。長久手市から進んでやっていく必要は全くない。


上記表は
○現行の名古屋市の敬老福祉パス制度をICカード化した場合の
費用(予定)をもとに概算で試算。(長久手市における導入費用を正確に表すものではない。)
○長久手市の敬老福祉パス交付対象者数は、1 万人と仮定。(現状8000人)

交付率などは名古屋市は60~65%で推移している。長久手市だったら50%行くのか行かないのか…
さらに名古屋市のような上限5000円負担を長久手市はたとえば、10000円負担でもいいと思う。

市長たるポジションに立つ人のやりくりさえできて、長久手市の財政力なら耐えられる数字じゃないですか?
☆名古屋市は今回初めて門戸を開いた。
「希望する地域と諸課題の解決を図るべく取り組みたい」という答弁に対し、本市はやるやらないは別として、希望する地域として手を上げるのか上げないのかどちらだ。
吉田市長はこのタイミングで真剣な議論をすべきじゃないでしょうか?

・・・という議論がしたかったのです。