「子ども発達支援センター」への長久手の子の通園に関しての質疑 | 田崎あきひさオフィシャルブログ「出かけたさきでちゃりんこブログ」Powered by Ameba

「子ども発達支援センター」への長久手の子の通園に関しての質疑

日進市障害者支援拠点整備事業と長久手町(当時)との連携について私は昨年の6月に議会で取り上げています。

参考:日進市で新たに建設する療育施設(子ども発達支援センター)について
http://www.city.nisshin.lg.jp/fukushi/kosodate/010684.html


昨年6月の一般質問では
長久手の子どもも『単独通所につきましては、4名ほどの枠がとれるのではないか』と町議会での答弁があったのですが、受入れが困難になった旨の返事が日進市から届いたということで大変ショックです。 

長久手町の関係者(当時)が24年4月に向けた入園を期待したものでした。

町長選挙をまたいで、新町長に変わった10月議会の一般質問でもふたたび念押しで取り上げてきていたのですが…、この間一体何が起きたんだという気になります。 新町長には首長どうしで直接話をしてくれと当時議場で発言をしました。
ちなみに、あとからお前は生意気だという方もいましたが、そんなことは課題を抱える住民のための発言なので冷静に理解をしてもらいたいと思います。


日本一の福祉というフレーズに期待をした方も多くいるし、療育環境の向上が望まれているわけですが、この件に関して日進市と広域連携を模索できるのか否か、長久手の障がい児の療育環境の向上へむけ良い方向に進んでほしいと願います。




10月議会一般質問でのおおまかなやりとり (議事録一部抜粋・加筆・修正)

○5番(田崎あきひさ君) 2項目めは、日進市の児童発達支援センターと長久手町の連携、そして長久手町独自の障害児を取り巻く環境改善について伺うものであります。
 1点目、新町長は福祉日本一の理念をうたわれております。障害児者が地域で生活していく、そして療育、就労支援環境をどうつくり上げていくか、新町長の現状の療育、就労支援環境の認識と今後の方針。
 2点目、日進市竹の山地域で平成24年4月に開設される障害児支援拠点施設「子ども発達支援センター」への通園に関して、先回の6月議会で、調整が進んでいる、今詰めている最中、枠は確保できる見込みであるという答弁がつい先日ありました。これは議事録を御確認ください。これに関係者が朗報と喜びをもって大変期待しているところであります。今はまさに就園準備の時期であります。どのような過程を経ていつごろ通園する児童が確定するのか、お答えください。
 以上です。

[町長 吉田一平君登壇]
○町長(吉田一平君) まず、1点目についてお答えさせていただきますが、町内には障害のある方々が利用できる社会資源が十分ではないことを認識しています。平成22年度から立ち上げた障害者自立支援協議会及び専門部会でその現状を聞いて実現可能な施策を検討してまいります。
 以上です。
○保健福祉部長   2点目については、現在、日進市、東郷町とともに入所要件の取り決めや入所案内の時期、方法などの事務内容について協議を行っております。同時に入所枠についても確保ができるよう引き続き協議中であります。
 以上です。

○議長 再質問ありませんか。田崎あきひさ議員。
○5番(田崎あきひさ君) 長久手町は6月議会ですね、単独通所に関しても4名程度の枠がとれるのではないかという発言をされていることを念を押しておきます。枠は確保できる見込みであるということを住民の皆さん大変期待をしております。
 町長は、当然、日進市障害者支援拠点整備事業について概要のレクチャーを受けたということを前提にお話をいたします。
 子ども発達支援センターですね、通園に関して調整が進んでいると、枠は確保できるという答弁がありました。今、就園の準備時期ですよね、いつごろ声がかかってくるというか、いつごろ申し込みができるのか。前回答弁いただいたものは多くの関係者が平成24年4月入園に向けた答弁と期待しているものであります。それに対してお答えをいただきたい。まずはそれお願いします。

○議長 保健福祉部長。

○保健福祉部長 前回答弁の見込みをお話ししました。今、田崎議員がおっしゃるとおりです。日進市と今協議を持ちかけております。協議をかけさせていただいておるのは、日進市と長久手町、それからもう1カ所、隣接の場所であります。まだ協定に至っておりませんので具体的なお名前は避けてお話させていただきますが、協議をお願いし、4月1日の入所をお願いしたいというふうに我々は思っておるわけですが、法律改正がありまして4月1日以降に入所決定がされる。これは制度の問題だそうであります。それ以降になると思います。
 以上です。

○議長 再質問ありませんか。田崎あきひさ議員。


○5番(田崎あきひさ君) 日進市の9月議会で議案第57号というのがありまして、これは日進市障害者福祉センター条例というものの議案が通過いたしましたが、その中で児童発達支援センターについて、日進市長が適当と認めたものを使用させることができる規定というのがあります。これに対して長久手町、そういう協定はどう結んでいくんだということだとか、だれがどのように通所の日程ですね、週1回なのか2回なのかを決める主体はだれなのかという話、減免措置も日進市長の対象となっているというようなことが明記されていますが、そのあたり日進市で条例が57号議案で可決されました。長久手はそれに対してどういう調整をどう進めていくのか、だれが決める主体になっていくのかということを回答ください。

○議長 保健福祉部長。

○保健福祉部長 事業主体決定については、市の条例であるんであればそういうことであろうと思いますが、日進市が決めた条例の範囲内で我々は対応していくことになるんではないかというふうに思います。その分の協議については、今、詳細を詰めております。ただ、今までの協議の経過の中では、長久手町が入所の方を決定し入所できるような形をとっていくということで今は協議は進んでおります。

 
 昨年の夏から日進市のほうから協議がありまして、日進市のこういう計画があるので広域的な利用ということで話があり、ずっと協議を進めております。その中で前回答弁したとおりのことが経過の中でありました。枠の取り方ですとか、そういうことがありました。ただ、今、建設主体であります日進市がそのような動きをしていらっしゃいます。そのことにつきまして、この施設がちょうど子供の障害者センターだけではなくていろんな機能を持っておるものがあります。成年後見センターもこの中に入ることになっております。その成年後見センターの設置につきまして関係市町で協議をし、ルールを決め、文書化した協定を結んでおります。そのラインでいきたいというふうに長久手町、それからもう1つの参加の町と話をしまして日進市のほうと協議を進めていきたい、そんな状態で今あります。

○議長 再質問ありませんか。田崎あきひさ議員。

○5番(田崎あきひさ君) 日進市の9月議会の委員会のやりとりで、日進市障害者福祉センター条例に関してですね、施設は建設費も含めて案分するんだけれども、これは日進市という冠をつけるということも議論がありましたし、あくまで日進市の施設だということを先方は主張されておると、委員会の中でやりとりの答弁があったと。日進の市長から日進市の人が当然優先的になる。4月初めからよそから、これは他の自治体ですね、よそから受け入れることを想定していない旨の発言がなされているように思いますが、そのあたりのやりとりはどういうふうに長久手町として認識しておられるでしょうか。

○議長 保健福祉部長。

○保健福祉部長 日進市長がどのようなお気持ちかはちょっとわかりませんが、この施設が例えば単独通所で24名、母子通所で24名という枠があります。また、今、長久手町が来年この施設を使いたいという希望につきましても数人の今見込みがあります。そんな意味から長久手町の住民がこの日進市が建設される施設を使えることというのは十分あり得る。その際にどのような条件というか、約束で利用できるか、その部分のことについてしっかり努力して調整していきたいと思います。

○議長 再質問ありませんか。田崎あきひさ議員。

○5番(田崎あきひさ君) 吉田町長にお願いしたいのは、日進市に足を運んで、どういう交渉にするのかというところ最優先課題としてやってもらいたいんですね。親御さんというのは、就園準備に対してまだなのまだなのということを大変不安に思っておられるということを認識していただきたいと思っております。本来であれば長久手の中に就労機能、療育機能、そういうものを長久手で近隣市並みに引き上げていただきたい。ということを4年間でやっていただけないかなということもお願いをしておきます。

 6月議会までそういう答弁をいただいて合意を重ねてこられてると思っております。新しく変わられた部長で大変だと思っていますけれども、しっかりと日進市と詰めていただいて、町長も先頭になって来年の4月1日にはまずは日進の場所を借りて療育を学んで、長久手でもいずれそういう(新町長のおっしゃる)日本一の福祉というか、そういう環境づくりをつくっていただきたいと思います。

 すぎのこ教室を回られたと町長は言われましたけれども、あそこは私が思うには、保育的な機能がとても色濃くて未就学児の親が望む「療育」というところと少しミスマッチがあるかなというところを思っています。その点も御提言申し上げておいて、町長が日進へ行っていただきたい、交渉を進めていただきたいということをまず認識、そして指示をしていただきたいということを申し上げておきます。

○議長 町長。

○町長(吉田一平君) おっしゃることは本当にそのとおりだと思います。だから、もう一歩踏込んで、私はきのうお話ししたかわかりませんが、例えば障害児は障害児だけとか、そういう今までの時代というのはそういう時代だったんです。だから、もっと踏み込んで例えば小学校なら小学校、訪問看護ステーションなら訪問看護ステーション、いろんなものが合わさって制度を超えて、そういうものにしていく、例えばだから新しい小学校は可決されて第三中学校なんかできてますが、本当は体の不自由な子が入ったら、部屋も用意し、エレベーターも用意して、そういうふうにこれから改造していく場合には、必ずそういう一緒に暮らしていくという中から初めてそういういろんな障害のある人も個性だということでできている。ただ、それは住民の皆さんが一緒になって、それを健常な子供たちが、お母さんたちがだめじゃいかんから、それをどう踏み越えていくか、それがあれば次へ行くことができると思うんですね。だから、とりあえずまずすいません、今の日進はまた一緒に行ってまいりますので、よろしくお願いします。

○議長 再質問ありませんか。田崎あきひさ議員。

○5番(田崎あきひさ君) 町長、先ほど各種の個別の計画ごとも変えない方針だと今言っておられますけれども、平成26年までの次世代育成支援後期行動計画なんかでは、保育園、子供を取り巻く障害児保育ですね、そういうこともしっかり盛り込んであります。平成26年までの目標を達成するかしないかは町長の方針でもあります。よろしくお願いいたします。