佐久市の児童福祉事業に着目して来ました。 | 田崎あきひさオフィシャルブログ「出かけたさきでちゃりんこブログ」Powered by Ameba

佐久市の児童福祉事業に着目して来ました。

長野県の佐久市役所へ民生・文教常任委員会の視察へいって来ました。

佐久市、ホームページを見ると少しは伝わるかもしれませんが、魅力たっぷりです。
これぞ交流都市という感じでした。 長久手も8月に再選した町長のマニフェストで交流都市を目指しているとうたっていますが、(うちは同じベクトルを向いていていいのか・・・?)と思うほど圧倒されて来ました。 いやぁ、住んでいて楽しいだろうなぁ!

17年4月に1市2町1村が合併してできた「新佐久市」、福祉の取り組みに関しても、それぞれの市町村がこれまでやってきたことの「何を残し、どれだけ市民から負担を頂くか?」等々のすり合わせが大変だったということです。
現物支給→現金支給、学童→児童館の多機能運営etc...


平成19年度の子育て支援事業はなんと113メニューに及び、約366億5000万円の予算のうちの11%以上である約40億9000万円を充てているのだということです。

父・母子家庭家庭対象の「お兄さんと遊ぼう事業」やマタニティプラネタリウム、
児童館の空き時間をゼロに近づけるため、養護学校児童生徒の受け入れをどんどん受け入れたり(連絡があるたびに専門職員を配置するようです)、児童館は19時まで開いていたり。子どもの健全育成だけでなく、働く親支援なんですね。
岩村田児童館
(市内15児童館の大半が小学校の隣にあり、この色&デザインなのだそうです)

昨今の『子どもが怪我をしたら役所の責任』という風潮に対しても
『ある程度喧嘩させることが前提』の理解をされておりました。(賛同します。)
他にも中高年性教育相談員養成講座(こんな資格あるのか)を受けたスタッフが特別養護老人ホームを訪れお見合いのような活動をおこなったり、老人ホームに週に2回お寺の和尚さんを派遣したら病院に行く人が減ったとか。調査したらもっともっと面白い取り組みが出てきそうな佐久市でした。

この二日間で、新しいアイデアをどんどん出し既成事実にとらわれず柔軟かつ人間を大切にするトップと、アイデアやソフトを具現化していくレベルの高い事務方さん達に触れました。
どうせやるなら国から降りてきたものをなぞるだけでは弱く、すべての世代に住んでいて楽しいと思っていただくことを追求する意識がないとダメですね。大変勉強になりました。
佐久市役所で(佐久市役所)