中2の10月から完全不登校の子供・・・
中3になり5月末の修学旅行に行くとの事
修学旅行は2泊3日
全て班別研修で班ごとでの行動・・・
行く場所も班で決定する。
その打ち合わせが3回学校であったが、
どれも行けず・・・
最終的には、班のメンバーにお願いし、
放課後に打ち合わせをする時間を作ってもらった。
それは、行けた
8カ月ぶりの学校だった。
修学旅行の話をしてくれることが多くなった。
ホテルでの食事は、
周りがクラスメイトばかり
(そりゃそうよね。クラス毎だもんね(笑))
話したことない子ばかり・・・
話せるかなぁ
新幹線の隣の子もしゃべったことないし
(小学校で同じクラスだったこともあるから喋ってるはずだよ(笑))
食べる量も減ってるし、食べれないかも
不安でいっぱいの様子だった。
不安を言葉に出せるようになったんだと、
違う角度から嬉しかった私
子供は先生にも不安な事を伝え
食事を残してもいい許可をもらった
黙食だから喋らなくてもいいらしい
など、少しづつ不安を消化していってました。
それにしても、先生に自分から気持ちを伝えられるようになっていたなんて・・・
信頼関係を築けている事、そんな先生が担任である事
とても、嬉しかった
修学旅行の前週、
大きい荷物は郵送する為、学校に持っていかないといけない。
持っていけるか、心配でした。
先生も、
最悪、自分が家まで取りに行きます
と言ってくださっていた。
荷物は自分で用意していた。
足りないものだけ一緒に買いに行った。
後は持っていくだけ
先生から、先生と友達と一緒に迎えに来る予定だと聞いた。
ドキドキしながら仕事から帰ると・・・いない(今月2度目)
荷物を持っていくだけだし、すぐに帰ってくるだろうと思っていたら、
なかなか帰ってこない。
しばらくして帰ってきた。
特に話もしないまま、
寝るために自分の部屋に入ろうとした時に、
思い出したように、
今日は疲れた
荷物を持っていったら、
授業(修学旅行の説明)を受けて
そのまま帰りの会にでて掃除までしてきた
ほんと、疲れた。
席は○○が隣で後ろは○○
と教えてくれた。
隣の○○は小学校の時にケンカして以来喋っていない。との事。
隣だからしゃべらないといけないと思っている様子だったので、
無理して喋る必要ないと思うよ。
喋りたくなかったら喋らんでいいと思う。
と言ったら
そうだよね。喋らなくてもいいよね。
と嬉しそうに返事した。
少しは不安が取れたかな?
というか、帰りの会に出て掃除までしたの???
てっきり、荷物置いたら終わりだと思っていた。
かなり、ドキドキだっただろうに・・・
頑張ったなぁ
そして、当日
朝は自分で起きてきて、準備をしていた。
緊張していたようで、朝ご飯はスープだけにしていた。
駅まで送る車の中も、
いつもなら音楽をかけながら歌っているのに無言・・・
降りる時の表情も緊張していたが、
手を振ったら微かに振り返してくれた。
そのまま集合場所に歩いて行った。
電車の時間までは、電話がかかってくるかもと
心配だったけど、無事に修学旅行に参加できた。
自分で、修学旅行に参加すると決めて、
緊張と不安の中、準備をして参加できた子供・・・
死んでもいいと言っていた子供が、
自分の意志で決定し行動した事そのものが
成長だし子供の力になる!はず!
協力してくれた班のメンバー
温かくクラスに受け入れてくれたクラスメイト
子供の気持ちに寄り添いながら進めてくれる先生
周りの人に恵まれているなぁとしみじみ思う