上野ABABの怪と極美展表彰式 | タルイ工房 新ネコ日記

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墨アーチスト・イラストレーター垂井ひろしの日記です。ネコの観察日記ではありません、念のため。

あっという間に、
今年も10月であります。

東京都美術館で
『極美展』開催中、
ということで、
 
一昨日も
上野界隈をぶらりとしていると、

 
ヤヤッ、
 
 
ここはっ!
ちょうど30年前に、
まさに、この場所で
ライブをやったのでした。
 
1987年
喝!タルイバンドからバンカース!に
改名して数ヵ月、

営業ライブの話がきて。

客の入りに関わらず、
ギャラが出るのが営業ライブ。

数万円のギャラがもらえるっていうんで、
飛びついて
やってきました、上野ABAB~。

てっきり屋上とかに
ステージがあるのかと
思って来てみたら。。。

まさしくこのお店の前で、
ステージじゃなくてお立ち台にのって、
歩道に向かって演奏せよという。

しかも天気が微妙なので
ホコ天は中止。
車道にはクルマが普通に走り
ほんとうに歩道に向けての演奏。

え~っ、ここでやるの~。

ドラムが真ん中で
両サイドにお立ち台。
僕とGのがっちゃんがのって。。。

お立ち台じゃ危なくって
ジャンプもできないよ。。。

本気で、雨がザザ〜っときて
中止にならないかなって
思ったです。。。
 
ところが、
いざライヴが始まってみると
足を止めてくれるお客さんでいっぱい、
通行に支障が出るほど、
何だか凄いのであります。

通りすがりのお客さんなのに、
けっこうノリも良く
盛り上がってくれて、
オリジナル曲や
何故かMCのウケも良く、
気分はアゲアゲ。

自主制作カセットテープもたくさん売れて、
ギャラももらえて文句無し。
結果、
かなり楽しかったのでありました。
 
それにしても、
このビルっていうかお店。
30年前と全然変わってない。
ファッションのお店も多いはずだし
流行の変化に敏感なんじゃないかと
思うのですが、
ここだけは時間が止まったまま。
エアスポットに
落ちた、というか。。。

おまけに、
自分も変り映えがないことに気づいて、
がく然とする上野アブアブ前。。。

だって、30年ですよ。
30年といえば、
明治元年に薩長によって
徳川幕府が倒され、
明治維新があって、
文明開化があって、
倒幕の功労者西郷さんが
西南戦争で新政府と戦い、
(上野のお山といえば西郷さん)
日本帝国憲法ができて、
日清戦争が明治27年ですよ。
それくらいの変化があるのです。


さて、
この日は夕方から
極美展の表彰式がありまして
 
 
賞状と副賞をいただきました。

ホント、
ピットクルーの絵で、
賞がいただけるなんて、
嬉しい限り。

ありがとうございます、
新極美術協会さま、
アートジャーナルさま。
 
表彰式の後は
盛大にパーティ。


 
今回の作品、
結構大きいのです。