タルイ工房 新ネコ日記

タルイ工房 新ネコ日記

墨アーチスト・イラストレーター垂井ひろしの日記です。ネコの観察日記ではありません、念のため。

富士スピードウェイで開催された

インタープロト・シリーズ

( Inter Proto Series )
今季最終戦を観に行ってから

もう、1ヶ月以上経ってしまったけど、


今更ですが綴りますよ。

 

 

 

11/8(土)朝、自宅を出発、

バスタ新宿 8:35発

富士スピードウェイホテル行き高速バスで

富士に向かった。


じつはその前週、

自分の運転で富士西湖に行ったのだが

近頃めっきりトイレが近いお年頃のワタクシ、

高速渋滞で生き地獄を味わってしまったので

(ホントにもうダメかと思ったよ、滝汗)

今回は高速バスを選択。

やはり東名渋滞で定刻より1時間遅れたが、

トイレがついてて安心な上に

ウトウトしてる間に

富士スピードウェイに到着した。

 


富士ではまず、

ある作業に従事したので、

土曜のレースはほぼ、見ていない。

音だけ聴きました。

(良い音でした。

サーキットは良いなー)

 

その日の夜、

その作業のお礼に

美味しい夕食をたらふく

ご馳走になってしまった。

ありがとう羽田さん。

 

 

 

さて、日曜。

天気予報はあまり芳しく無い。

 

午前7:30にはパドックに到着。

 

まず、

Inter Proto のジェントルマンクラス、

グリットウォーク。

 

雨は止んだが、霧が。。。


マヂか。。。

 

 

 

あまり霧が濃くなると

視界が失われるので

レースはできないのだが。。。

 

 

 

 

16号車の

ジェントルマン・ドライバー

渡邊久和選手は、

「見えても見えなくても、同じだよ〜。」

と自虐ギャグをかましてグリッドへ。





幸い、

霧は晴れ傾向だったので

レースは無事行われた。

 

 

 

 

さて、ここで少々、

Inter Proto Series の説明を。

 

インタープロト・シリーズは、

日本人初のルマン24時間レース優勝者、

元レーシングドライバーの関谷正徳さんが

中心となって立ち上げたシリーズで、


プロドライバーと

ジェントルマン(アマチュア)が組み

マシンをシェアして

レースするのが特徴です。 

 

組む、といっても、

Super GTや耐久レースのように 

レース中にドライバー交代して

ひとつのレースを闘うのでは無く、

プロはプロのレース、

ジェントルマンはジェントルマンのレース、

別々のレースで競います。


ジェントルマンはプロと

走行データを共有したり、

プロからの

アドバイスを受けることができるので、

ドライビング・スキルを高めることができます。

 

 

 

 

「kuruma」という

インタープロトの専用車を使用します。

これがなかなかレーシングカーらしい

素敵な爆音を奏でてくれるのが嬉しい。

 

また、空力を突き詰めてはいないので

接近戦バトルが可能。

 

更に、

ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や

TCS(トラクション・コントロール・システム)

など

電子制御デバイスを搭載していないので、

 

プロは純粋に腕を競い合うことができ、

ジェントルマンはスキルアップを目指せます。


人間がクルマを操る、 

「ドライバー」が主役のモータースポーツ!

ドライビング・アスリート

であります。


というわけで、

本質的に楽しいレースだからなのか

わかりませんが、

プロクラスには、

SUPER GTやSUPER FORMULAで

活躍中のトップドライバーが

多数参戦しています。


 

 

 

ジェントルマン・クラスのレース、

霧の状態を確認するように

数周のフォーメーションラップの後

轟音を響かせながらスタート!


クラス予選3位、16号車の渡邊さんは

1台抜かれて4位に転落。


うわぁ、スタート順位を維持できれば

表彰台だって思ってたのに〜。


でも、すぐに抜き返して3番手回復。



「見えても見えなくても同じだよ〜」の

渡邊さんはその後、

前を走る2台を次々平らげ、

なんと!クラストップへ!


そのまま無事にフィニッシュ!

なんと!久しぶりのクラス優勝!


 

 

祝福に駆けつけた

16号車をシェアするロニー先生と。



 

 

見事、表彰台の真ん中に!


霧だけど大丈夫かなって心配してたのに

優勝しちゃうとは、

いやぁ、ビックリしました。





昼の時間帯には

ピットウォークが行われました。











左から、

ジュリアーノ・アレジ

佐々木大樹

ロニー・クインタレッリ



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霧はすっかり晴れたけど、

小雨模様の富士スピードウェイ。



続いて、

KYOJO CUP

今季最終戦 決勝レース。




KYOJO CUP とは。


同じく関谷正徳さんのプロデュースで始まった、

日本初の女性ドライバー限定の

レースシリーズであります。



昨年までは VITA 01 という

小型だか本格的な入門者用レーシングカーを

使ってきたが、

今季からフォーミュラカーを導入し

更に本格的なレースシリーズとなっています。



なお、12月12日、関谷さんは、2025度「文部科学省スポーツ功労者顕彰」を受賞されました。

おめでとうございます。









86号車 下野璃央


FIA F4 でのレース経験が豊富で、

前評判通り、最終戦を待たずして

シリーズタイトルを決めている。


この最終戦でもポールトゥウインで

KYOJO フォーミュラ初年度での

有終の美を飾った。





7号車 翁長実希


下野選手に対抗して1勝を挙げた。

VITA時代の2022年に

シリーズタイトルを獲得しているが、

私はかねてより彼女は、

このシリーズを席巻し、覇者となって

次のステップに行ける才のあるドライバー、

とお見受けしているのだが、

まだ本領発揮できてないような気がしている。





38号車 佐藤こころ


KYOJO 最年少の17歳。
なんと! 2025のランキングは、
下野、翁長、斎藤愛未(2024チャンピオン)
に続く第4位とは驚きだ。
今後の成長が期待できるだろうか。


--------


さぁ、いよいよ
インタープロト・シリーズ
プロフェッショナル・クラスの決勝レース。


第5戦、第6戦の決勝が続けて行われます。
第5戦の結果順位そのままグリッドにつき、
第6戦がスタートするので、
第5戦は第6戦の予選レースのような
イメージでよいと思います。






さぁ、出陣!











第5戦

スターティンググリッド

トップ10


1. 牧野任祐

2. 山下健太

3. 福住仁嶺

4. 卜部和久

5. ロニー・クインタレッリ

6. 国本雄資

7. 佐々木大樹

8. 阪口晴南

9. 小高一斗

10.ジュリアーノ・アレジ





ここまでランキングトップ

卜部和久選手







世界のヤマケン

山下健太選手







昨年のチャンピオン

福住仁嶺選手








SUPER GT 500クラスで

4度のタイトルを獲得した

ロニー・クインタレッリ 選手




さぁ、第5戦決勝がスタート!

9 lapのスプリント・レース。



上位5台を注視していたが、

牧野、山下、福住が接近戦。

前車にプレッシャーをかけて

隙が出たら抜くぞ、

という緊迫の走り。


ちょっと離れて

4位卜部と5位ロニー。

ロニーも卜部にプレッシャーをかけるが 

抜くには至らない。


上位3台は抜きつ抜かれつ

たった9周の間でも順位変動あり。


私はこういうスプリントが観たいのです!



第5戦決勝フィニッシュ!

トップ10


1. 山下健太

2. 牧野任祐

3. 福住仁嶺

4. 卜部和久

5. ロニー・クインタレッリ 

6. 国本雄資

7. 小高一斗

8. 阪口晴南

9. ジュリアーノ・アレジ

10.佐々木大樹



ピットには戻らず、

この順位のまま

スターティンググリッドにつき


第6戦決勝スタート!

9 lap のスプリント・レース。



第5戦に引き続き、

山下、牧野、福住の

三つ巴バトル。

抜いたり抜かれたり、

トップが激しく入れ代わる。



4位卜部と5位ロニーは、

ロニーのプレッシャーで

ついに卜部に隙が生まれ

ロニーは卜部を攻略、

4位浮上。


そのままペースを上げて、

3位を走っていた山下の後ろにつく。


トップ三つ巴のバトルは

牧野が制して

第6戦は牧野任祐が優勝🏆

2位、福住仁嶺



ロニーは最終コーナーで

山下のテールにピッタリとつき

ストレートに入るとロニーは

スリップストリームから抜け出し、

山下に並びかけ、

2台並んでゴールイン!


えっ、どっち?どっち?


どちらが前か判りません!

ロニーも無線で

「どっち?」

と叫んでいたそうです。


インディカーのオーバルでも

なかなか無い僅差のゴールで

わずかながらロニーが前!


ロニー・クインタレッリ

見事な逆転3位表彰台!


4位、山下健太


第5戦でトップだった山下は

表彰台から滑り落ち

これは悔しかったことでしょう。




以下トップ10


5. 卜部和久

6. 阪口晴南

7. 小高一斗

8. 国本雄資

9. 佐々木大樹

10.ジュリアーノ・アレジ



2025年シリーズ・チャンピオンは

卜部和久選手





5位から3位表彰台、

してやったりのロニーさん。


SUPER GT500クラスから退いて

早1年経っているというのに、

山下、牧野、福住といった

国内トップと競っての3位ですよ!

衰え知らずのロニーさん!

来季も期待しています。





ジェントルマン優勝の渡邊さん!

プロフェッショナル3位のロニーさん!

やったぜ!の16号車!







2025年シーズン

これにて終了。


今季も接近バトルを

堪能させていただきました。

ありがとうございます。



みなさまお疲れさまでした。


また、2026シーズンで!




年末なので、

「紅白歌合戦」を
鑑賞したのでございます。

 

「紅白」と言っても

オペラ歌手の紅白歌合戦

「オペラ歌手 紅白対抗歌合戦」

でございます。

 

 

今年の強烈な酷暑に参って、

何故か発作的に

キンキンに冷えたコンサートホールで

生のオーケストラが聴きたいと思い、

NHKホールでのN響を

聴きに行ったところ。。。

 

 

 

これがもう、とっても良くて

よし、またオーケストラに行ってみよう!

 

そうだ、今度は歌だ!

ということで、

 

「オペラ歌手 紅白対抗歌合戦」

なのでございます。

 

 

 


会場はサントリーホール。


ロックンロールなワタクシ、

ここは初めてでございます。

 

 


本格的なコンサートホールですね。

私の席は2階の中ほど、やや下手。

(ヘタ じゃなくて シモテ ですよ。)

 

 

 

 

指揮は、

紅組:田中祐子

白組:現田茂夫

 

 

演奏は、

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 

 

さぁ、

国内外でご活躍の

オペラ歌手の皆さんが

紅白に別れて歌合戦でございます。



赤勝て!白勝て!


 

ソロ、二重唱、

紅白それぞれ8組、16組、16曲、

総勢20名の歌手の皆さん。

 

 

 

いやぁ〜、至福の2時間半でした。



平素は、

歌も楽器も電気で増幅しての爆音で

ロックンロールしてますので、

声も楽器も生音で

大きなホールに響き渡る、

しかも大人数を指揮者がリードする。

かなり新鮮な時間であります。


 

一線級の皆さんなので

甲乙つけ難いのですが、

私にとって特に印象が強かった方を

あえて挙げるとすると、


 

紅組は、

小川栞奈さん(ソプラノ)

フルートのCocomiさんとの共演。

G.ドニゼッティ「セヴィリアの理髪師」より

「狂乱の場」

豊潤と言いますか、何と言いますか、

とにかく圧倒されました。

ブラボー👏👏👏

 

 

白組は、

笛田博昭さん(テノール)

G.ヴェルディ「運命の力」より

「天使のようなレオノーラ」

たいへんです、声の洪水です!

もうね、イキかけましたよ私。

ブラボー👏👏👏

 

 

カウンターテナーの彌勒忠史さん、

女性とは明らかに違うのですが、

でもソプラノのような高音を聴かせてくれて

司会者の本田聖嗣さんから

「紅組で歌いますか」とイジられてました。

多忠亮「宵待草」

藤井隆太さんのフルート、

フオ・シャオジュンさんの二胡、

喜美勇さんの日本舞踊との共演。

👏👏👏

 

 

 

でね、なんと言っても、

ワタクシ、一番感銘を受けましたのは

紅組指揮者の田中祐子さん、

 

席から遠かったので定かではありませんが

小柄の女性指揮者です。

手先指先から足先まで

全身を大きく使って

舞うように舞うように歌うように

指揮をされていたのが素晴らしかった。

遠くからですが魅入ってしまいました。

👏👏👏👏👏👏

 


 

紅白全16組の歌唱が終わると

いよいよ採点です。


観客がパンフレットの赤面白面、

勝ったと思う方の面をステージに向けます。


そして、紅白歌合戦といえばお馴染みの

野鳥の会の皆さんが登場(笑)

(今回は、麻布大学 野鳥研究会)

双眼鏡で数えてくれて集計。

 


結果は、

大差をもって紅組の勝利!


自分としては紅白甲乙つけ難かったのですが、

僅差で赤面を挙げました。

紅組指揮者の田中さんの健闘も

大きかったんじゃないかと思います。

 

 

本当に素晴らしいひと時でございました。

 

そして、紅白の後は除夜の鐘。。。

ではないですけどね。

寒空の下、

地下鉄の駅へと向かったのでございます。

 

 

特別協賛、龍角散の

のどすっきりタブレットが配られたことを

付記しておきます。

ちょうど喉がイガイガしてたので良かった。

冬の江戸は空気が乾燥してるのでございます。

 

 

 

 

笹塚で京王線の特急に乗り換えて、 
府中駅からテクテクと徒歩20分、
初めてやって来ましたよ、

府中市立美術館。



府中市立美術館で開催中
「フジタからはじまる猫の絵画史」
という企画展を観てきました。



藤田嗣治をはじめ、

長谷川潾二郎、猪熊弦一郎、

熊谷守一、岸田劉生、木村荘八、

などなど多くの日本の洋画家たちの

猫絵を集めた企画展であります。


猫好きな私も

見ないではいられません。





で、あらためて気がつきましたが、

藤田嗣治以前の洋画の世界では、

猫とか動物は

あまり描かれていなかったのですね。


そういえば、洋画の歴史は

人物、神、宗教画、そして風景画。

猫をはじめ、動物たちを

モチーフにしていなかったのです。



洋画の世界に猫を持ち込んだのは

パリで活躍した日本人画家

藤田嗣治からなのです。



キャンバスに乳白色を塗り、

油彩なのに

薄墨や淡い水彩のような

和風な線画タッチの

藤田嗣治作品の登場は

パリを中心に

欧州を震わせたんだろうなと

あらためて思います。



この夏、東京駅の

東京ステーション・ギャラリーで開催された

「藤田嗣治 絵画と写真」でも、

フジタの猫はいくつか見れて、

どれも際立った猫でしたが、

「フジタからはじまる猫の絵画史」では、

藤田さんはこんなに猫描いてたの〜、

というくらいたくさん見ることができました。



(撮影は不可なので図録から)


そうそう、

こういう表情するんですよね。

藤田作品には、

この表情の猫が多いので、

お気に入りなのでしょう。



藤田嗣治のたくさんの猫たちが

魚を取り合って喧嘩してる作品が

特に見応えがあります。

15匹以上かな?

争っているいろんなポーズの猫たちが

キャンバスに散りばめられている。

昭和14年の作品、

戦争を暗示していたのかな?



猪熊弦一郎の

襖に墨で描いた

ラフスケッチみたいなのが

力が抜けてました。



熊谷守一の「白猫」

有名な作品ではあるけど、

どこかで見たことがある。

どこで見たのかなぁ?



村井正誠の「猫」 

猫というタイトルだから猫なんでしょうけど、

猫と言われなきゃ判らないほど

抽象化されている。

色もキッパリ赤と黒だし。



作品は言うまでもなく、

キャプションにも猫愛が満ちていて

楽しませてくれます。





「フジタからはじまる猫の絵画史」は

12月7日までです。

巡回展は無いようです。






府中市美術館、

天井も高くて

本当に良い美術館です。





美術館に併設されている

カフェも美味しくて素敵でした。




さて、私は和紙に墨でF1など

モータースポーツを描くのがメインですが、

時々、和紙に墨で猫も描きます。


3点ほど私の「ネコ絵」もご覧ください。