ようやく我が家でもパッションフルーツ(トケイソウ)が開花しました。
種類はサマークイーン、紫ジャンボ、黄色ジャンボの3種類。
開花したのは普通種のサマークイーンです。
パッションフルーツを栽培し始めて今年で3年目ですが、1年目は10個程度、去年も10個程度しか収穫できませんでした。
関東で熱帯植物のパッションフルーツを栽培するのはほんの少しハードルが高いと思っています。
なかなか収穫量が増えていません。
理由は単純で寒いから。
パッションフルーツは西日本で栽培されている方はすでに開花して結実している方もいて、もうらやましい限りです。
関東で6月初旬に開花させられたのはかなり早いのではないかと思っています。
栽培してみて分かったことはとにかく6月中に開花させること。
7月では気温が高くて花が咲きません。
仮に開花したとしても結実しません。
30度を超えるような暑さだとパッションフルーツは結実しないのです。
気温が下がった9月末頃から開花が再開しますが、結実して実がなったとしても収穫が11月以降となるため寒さで未成熟のまま枯れてしまい、収穫できないのです。
関東でパッションフルーツを6月末までに開花させるのは意外にハードルが高いです。
熱帯植物なので寒さにも弱く関東だと5月のGW時期からでないと野外に出せません。
しかも注意しないといけないのが葉焼けです。
室内で育ったパッションを野外の強い日差しにあてると葉焼けしてしまうので、慣らす必要もあります。
去年は室内で冬越ししたパッションを少し早めの4月初旬に定植したのですが、深夜の低温によってダメージを受けてその後の生育がストップしてしまいました。
ようやく脇芽が成長し始めましたが、結局6月末までに開花させられたのは数輪という結果に。
6月末までに開花させるのは難しいですね・・・
そこで、今年は解決策を見出しました。
それは冬越ししたパッションを4月初旬にみかんを育てているハウス内で予め育てて、5月になってから定植する方法です。
これなら多少深夜の低温を緩和させられるかと。
この方法は効果てきめんで、今年は6月初旬から開花に成功できました。
2024年2月3日 冬越し中のパッションフルーツ
昨年の秋に挿し木して増やしておきました。
天気の良い日は直射日光に当てて日差しにならしていきます。
2024年6月9日 パッションフルーツ栽培風景
8苗栽培中です。
蔓の伸びはまだまだこれからですが、各節には花芽がびっしりついているので期待できそうです。
今月末まで、あと3週間もあるので、この間にどれだけの花が開花するかに収穫量がかかっています。
花芽の数をみると今年はかなり収穫できるかもしれません。
本日もありがとうございました。