昨日は珍しく(?)仕事が順調で、今日やる予定だった分まで終わらせることができたので、今日のチョー繁忙は回避できた。
最良の仕事の日よりも最悪の釣りの日の方が、まだマシである。
というのは、有名な格言であるが、真実だろうか。
上司、部下、その他ビジネスパートナーが一丸となって、困難な課題を乗り越え完遂し、結果を出した最良の仕事。
対して最悪の釣りとはどんな釣りだろうか。
まるで釣れないボーズというのはよくあることで、最悪の釣りとは言えない。根掛かり多発で仕掛けや天秤をロストしたり、PEが高切れ、という方がひどい状況かな。釣り開始早々に竿先が折れる、リールが壊れるというのは最悪の釣りに近づく。
しかし、もっと最悪なのは竿を出している横に一言もなく入られ、オマツリを繰り返され、釣りに集中できない、しかも詫びもなく我関せず、むしろこちらに非があるかのような態度で絡んだ糸の対処をさせられ、挙げ句の果てはろくに釣り場の後片付けもせず先に帰り、アミエビの腐臭をその後嗅がされるという状況である。
こうした最悪の釣りが最良の仕事より勝るのか。
そもそも釣りは自分のためのそれ自体が目的であるのに対し、仕事は自分だけでなく家族や社会のために役割を果たす手段である。
まったく性質が異なるものなので、同列で比較すること自体、仕事にも釣りにも失礼ではないか。
ということで、この釣り格言は却下。
対して非常に納得のいく格言は、
釣れない時は魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい。
作者はアーネスト・ヘミングウェイ。流石である。